MarketingのクラスでFord Fiestaのマーケティング戦略について話をききました。
Marketingは、定量的な分析を重要視するインド人の教授なので、手法、考え方は非常にagreeなわけですが、いかんせん、実務であまり成果を出してこなかったので、苦手意識が残っています。
自分の中でMarketing戦略について整理すると、まず、顧客についてセグメンテーションを行ないます。セグメンテーションでは、顧客のBenefitとDescriptionを見ながら、会社の利益を考えられるようなセグメンテーションを作ります。
次にターゲティングです。上記の顧客が得るBenefitに対して、どこにターゲットをおくのかを自社の強み、競合との比較で絞ります。自社の差別化が一番利き、競合が弱いところを探します。
そしてポジショニングです。Perceptual mapでマッピングを見ながら、自社のポジションを考えます。
コレに基づいてFord Fiestaは、コンパクトカーのマーケットからCity Lover層に対して、fuel efficiencyとfun to driveを売りにした戦略を立てました。
ぼくがおもしろいなと思ったのは、その後のプロモーションについてです。Fiesta movementと呼ばれたそのプロモーションは、social mediaを使った面白い取り組みをしていました。youtubeやfacebook、twitterには、何百万人もフォロワーのいる方がいるので、まず、そういった人にinfluencerとなってもらうべく、アプローチをかけています。Fiesta movementに参加したinfluencersがFordから送られてくるmissionに従って、実際に車を走らせいくつかのアクティビティをしてもらいます。Fun to driveなのでそうした取組を実際にさせているんですね。そのアクティビティの様子を写真や動画にして、自分のブログで紹介させていきます。こうした取り組みによって、Fiestaのimpressionをあげていったそうです。実際にTVのコマーシャルの数分の1の予算で同等の効果をあげたようです。
influencersに車を貸して、しかもガソリン代と保険代をタダにした分、influencersは、返報性の原理から、Fordに対して協力的なコメントを寄せているのかもしれません。Words of mouthは悪評を避ける方法が難しいので、企業として取り組みが難しいのかもしれませんが、そのプロモーションにいたる過程で議論を深めて作ったマーケティング戦略があってこそ、自信をもって、消極的にならないようにさせてくれるのかもしれません。
今は生産が間に合わないくらいにヒットしているとか。social mediaをつかった面白い取り組みを聞くことができました。
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