2010年4月25日日曜日

週末ソウル観光(4/24)

翌週もまたソウル観光です。
明洞で驚いたのは、街でwifiにつなげることができたことです。持っていったiPod touchがwifiをひろってくれて普通にアクセスすることができました。空港でもできたのですが、それは空港だから当たり前だと思っていましたが、まさか街でも普通にアクセスできるとは思いませんでした。韓国のブロードバンド普及率の高さを伺えます。


War museum
朝鮮戦争をメインに韓国の歴史記念館になります。学生は無料でした。博物館の前に大きな兵士の銅像があります。その裏に時計台があるのですが、朝鮮戦争の始まった時間で時計の針が止まっています。再び統一する願いを込めて、この時計の針を動かすことを願って立てられていました。

1950年というと、今から60年前ですが、その時の戦争の様子が映像とともに見ることができます。歴史の授業で学んではいましたが、まざまざとその戦争の様子を動画で見せられるとぞっとします。当初韓国は北朝鮮に対して圧倒的に軍事力で負けていました。戦争が始まってわずか3日間でソウルが陥落してしまいます。2ヶ月で釜山とその周りのみまで攻め込まれます。その後、国連軍、米軍の助けを借り、仁川上陸作戦の元、ソウルを奪還すると今度はわずか2週間で北朝鮮の北部まで攻めいります。戦争が始まって3ヶ月で朝鮮半島全土が戦場と化していました。中国軍の介入により38度線で膠着状態となり、53年に休戦協定が結ばれていますが、そのわずか3年の間で学生が戦争に参加したり、捕虜開放の交渉が行われたり、その当時でも、また現在に続いて悲劇的な出来事が起こった様子がうかがえました。来週に今度はDMZに行きますので、それでまたこの悲劇的な戦争について知ることができると思います。普段だとなかなか気がつかない戦争の様子をこうした記念館によって知ることができるのでよい機会になりました。



梨泰院
外国人がおおい街です。ショッピングタウンとしては明洞ほど大きくありませんが、それでも海外のスポーツブランドや皮製品のお店がおおくありました。立ち寄ったイタリアンレストランでも流暢にスタッフのかたが英語を話されていましたし、ほかの街にくらべてずいぶんとアメリカナイズドされている印象です。イタリアンレストランはワインが少々高いものの、パスタとデザートは美味しかったです。やはり韓国でも料理はバラエティ豊かにほしいですね。 

週末ソウル観光(4/18)

週末にソウル観光をしてきました。
明洞(MyeongDong)
イメージとしては新宿っぽいです。ロッテデパートのような大きな免税店とともに、ストリートに多数あるショッピングタウンです。ユニクロやH&Mなども出店していてたくさんの人でごった返しています。若干観光客が多いイメージです。

明洞から仁寺洞へ向かう途中にあるstreamがありました。都会に流れるリラックスできる川のほとりで、川沿いを歩くと都会の喧騒から離れることができます。川は車道よりも一段低いところにあるので、下で川を歩いていると、都会の街並みが視界から消えます。ちょうどいい散歩コースですね。


仁寺洞(InSaDong)
韓国の陶磁器と現代アートが交わるアーティスティックな街でした。陶磁器は若干観光客向けのようなイメージでしたが、その近くにあるレストランと、ちょっとおしゃれなアート屋さんはけっこう楽しめます。美大出身のデザイナーがつくったようなジュエリーや皮製品がたくさんあるモールみたいなところもあって、ウィンドウショッピングできます。

明知(Myongji)
明知大学の街並みなので大学っぽいイメージもありつつも、ちょっとそこから歩くとおしゃれなカフェが多数ある魅力的な街でした。クラスメートもその近くに住んでいるということでなんともうらやましい。カフェプラハというカフェはプラハにある教会のイメージをそのままにカフェに仕立てているので、中世ヨーロッパの雰囲気を漂わせています。ほかにも、コンクリート打ちっぱなしのようなところもあれば、ワインバーのようなおしゃれなところもあり、ちょっとセンスのいい居酒屋のようなところもあったりと、どこの店もおしゃれです。もし機会があれば、ぜひ入ってみたいですね。

夕食後にさくらをみる機会がありました。その際に韓国にも春にさくらをみる習慣があるということをはじめて知りました。韓国のさくらはまだ若いものが多く、多くは枝が細いので満開でもさくらが一面に広がらないけれども、ここのさくら並木は有名なだけあって、おおぶりなさくらの並木が一面ライトアップされていました。ライトアップしている光に応じて薄ピンクの桜が白や赤や青や緑とグラデーションされていました。日本だと本来の桜の色を楽しむためにライトアップを補完的に使っているような印象がありますが、韓国では、桜にさらに味付けするためにライトアップをしているような印象です。日本ではあまりみられないさくらのライトアップです。東京で花見を楽しめなかったけれども、ソウルでちょっと遅めの花見を楽しむことができました。ただ、韓国人の花見は日本人とちがって外でお酒をのむということがあまりなく、、、花より団子の私としては楽しさ半分といったところでしょうか。

またしても韓国のクラスメートのお世話になりっぱなしでした。次はどこに行きたいとか食べたいものはあるのかとか、常に気にかけてくれます。韓国のホスピタリティって一言で言えば、こうした気の利かせ方がだいぶまめだということなんだと思います。

2010年4月23日金曜日

勉強熱心なクラスメート

GMBAの学生たちと一緒にいてまず思うのは、彼らは勉強熱心でよく覚えているなぁという点です。勉強熱心と言う言葉が正しいのかどうかはわかりません。ただ、積極的にいろんなことを覚えていこうという姿勢は見習わなければいけません。

韓国人も、台湾人も、タイ人も日本語をよく知っています。しかもその語彙が増えていっているのがすごい。日本人が話していることや、目にする光景からどんどん吸収していきます。自分が韓国や台湾やタイのことを知らなすぎるなと感じてしまうほどです。

それぞれのお国柄の特徴もあるのかなと最近思っています。
タイの方はもともとからビジネスのメジャーをとっていて、それでそれをさらに高めるためにきている方がおおいように思われます。そもそもの地頭がよく、いままで統計とミクロ経済の授業をやりましたが、ともにもともとの基礎があって、それいてさらに勉強するのでできている印象です。

かたや韓国グループは、努力していい成績を収めているというひとが多いように思われます。(すべてがそうではありませんが)深夜の3時とかでもクラスルームに5~6名以上残っていたり、テスト前日は徹夜したりして勉強している様子が見受けられました。

その中で、日本人グループはどちらかというと韓国グループににているのかもしれないですね。もっと勉強しなければという気にさせられるのでいい効果です。

2010年4月20日火曜日

綱引きの勝ち方

あまりにチームアクティビティが活発なものなので、綱引きの必勝法を調べてしまいました。
http://www.tugofwar.jp/undoukai.html

意外だったのは、

◎基本的には、前から背の高い順に並ぶ
今まで背の高い人が一番後ろにいたほうが強いと思っていました。どうやら前後の身長差があると力が分散してしまうようです。

◎右利きの人はロープの左側、左利きの人はロープの右側に並ぶ
完全に逆に思っていました。右利きなので、ロープの右側にいたほうが引きやすい気がしていました。


◎空を見て引く!
結局これがいい体勢となって、力が綱に十分につたわるようです。即効性があって、なおかつ即興でやらなければならないときにはこれに限りますね。

こんなこつで今度は勝ちに行きたいですね。こんなことを調べている時点で自分も負けず嫌いなんだなとつくづく感じてしまいました。

韓国リゾート体験

4/16-4/17と韓国のリゾートにステイしました。クラスメートが会員制のリゾートの会員になっているようで、おかげで80%オフという格安な価格でステイできることができました。ちょうどこの2日間は4月とは思えないくらいの寒さで、ジャケットとジーパン姿では寒くてなにもしたくなかったのですが、その中で午後からビーチでちょっとしたアクティビティをしました。

ようは会社の運動会みたいな感じで、2人3脚だったり、綱引きだったりするわけですが、クラスメートはだいたい負けず嫌いなので、どんなに単純なゲームでもみんな真剣なわけです。独自の戦略をグループに打ち出して、それを推し進める人もいれば、ある程度意見をまとめてグループ内の意思疎通をきちんととるやつもいれば、とりあえずそれをまっているやつなど、だいたい私はまっている方なんですが。(どうしてもそういうのに控えめになってしまうタイプなのです。)ちょっとしたアクティビティでしたが、クラスメートの性格もわかって楽しい運動になりました。

また、このリゾートには日本でいうところの銭湯+プール付きのスパのようなものがあって、風呂好きの日本人には大変好評でした。韓国セッションの住まいはシャワーしかないので久しぶりに肩までつかれるお風呂に入れました。夕飯には刺身がでたり、その後の飲み会では貝焼きがでたりとシーフード三昧でした。今まで野菜とご飯以外はカルビやブルコギなど肉が中心だったので、シーフードが堪能できたのはよかったです。特にここの貝焼きは、炭火に網で焼いたものをそのまま食べるので、磯の香りを味わいつつ食べることができました。

リゾートは島にあって、そこを橋で結んでいるのですが、リゾートから帰るときにその橋の両脇で埋立工事を進めていました。船を船舶させるような場所のようなものもあったので商用になにかつかうのかと思いますが、リゾートの周辺の開発もどんどんとすすめられているようです。空港の近くも同様に工事がおこなわれていたので、韓国はまだ発展の途上にあるような様子が伺えました。

2010年4月17日土曜日

time series model

統計の授業でmultiple regressionの時に学んだtime series modelという手法が今までオークションの部門にいたときに懸念となっていたトレンドを読むという方法を解決してくれそうでした。

http://en.wikipedia.org/wiki/Time_series

time series modelでは、いくつかのindependent variableに時間の概念をいれて相関をとることで、regressionのviolationになりそうなautocorrelationやheteroskedasticityを解決してくれます。

例えば、売上とプロモーションの関係をみるときに単純に同じ日数で比べてしまっては相関がないように思われます。直感で考えればプロモーションは少し日数が経過したあとに売上に紐づくからです。そのため、プロモーションのトレンドを1日ずらし、2日ずらし、3日ずらしと何日かずらしたもので、いっぺんにmultiple regressionをかけてみます。その中でp-valueでイレギュラーなものが発生していないものを採用することで、プロモーションコストが売上の何日目にどのくらいインパクトを与えてくれるのか見ることができます。

しかしここでもしresidual plotにautocorrelationの要素が発生していたら、同様に、今度は売上も1日ずらし、2日ずらし、3日ずらしでみてみます。商品を購入した顧客のクチコミ効果のようなものが発生していれば、今日購入した顧客がクチコミによって2日後に購入する顧客にインパクトを与えている可能性があります。

さらに時間の経過日数もindependent variableにいれてみることで、長期トレンドとして上昇基調や下降基調にある売上傾向をvariableとして読むことができます。

いままで統計の勉強、regressionの勉強をしていましたが、time series modelを学んで、マーケティングにどういかしていったらいいのかがわかった気がします。たくさんのデータからどうやって数字を読み込んでいくのか、直感とともに、ロジックをexcelに反映させていく考え方を少し学んだ気がします。

2010年4月13日火曜日

cosmax見学

CosmaxというクラスメートBJの親が経営している会社に行きました。Cosmaxは1992年に設立した化粧品の会社で、J&Jやshuuemuraなどに製品を提供している会社です。会社の規模は300人で、年商が約100億円、2006年に韓国の証券取引所に上場しています。

300人の規模のうちほとんどがR&D(92人)とProduction(130人程度)の部門に配属されていて、会社の強みとしてはR&Dだと社長が言っていました。

今回は見学ということで製品の品質管理と製品開発、製品ラインを見せていただけました。毎年1500製品の新しい商品を開発し、それを60ある製品ラインに乗せて製造しています。

見学の過程では、GembaとかKaizenとかオペレーションの改善に向けたトヨタ式の取り組みが壁にはってありました。製造過程には、余剰在庫がおいてあったり、製造プロセスをもう少し早くできるような改善が素人目からもわかりましたが、こうしたKaizenの取り組みによって、オペレーションが徐々に改善されていく様子が伺えました。

一番驚いたのは、グローバルへの意識の高さです。社長のQ&Aセッションの中でも、韓国のマーケットは規模が小さいため、今後はグローバルに製品の開発と製造を行って行くといってました。現在上海に進出しているほか、インドネシアやアメリカにも検討しているようです。

グローバルな展開をしていくスピードが、会社の規模から考えると日本よりもぜんぜん早いのですが、300人くらいの規模の会社なのにマネージャーレベルは普通にあいさつ程度、もしくは人によってはプレゼンテーションができるレベルで英語が話せるのでコミュニケーションには問題ないんだと思います。

あとは、会社の強みであるR&Dをいかに強化しながら、同じ企業文化をグローバルに展開させていくことが今後の課題なのかと感じました。普段はあまり製造会社を見学するような機会がないうえに、日本ではなく韓国の中小企業を見学できたことは貴重な体験ができたと思っています。

http://www.cosmax.com/

2010年4月12日月曜日

韓国人のホスピタリティ

韓国人のホスピタリティはすごいです。授業初日に、バラの花とともにメッセージカードをもらいました。日本で、逆の立場だったら、バラの花をクラスメートにあげるなんて恥ずかしくてできないことです。Manitoと呼ばれるお助けマンを外国人各々にセッティングしてもらい、なにかわからないことがあればManitoにきけるような心遣いを受けました。僕にもManitoがいて、何かわからないことがないか、とか夕飯に美味しいカルビを紹介してくれたりと毎日気をかけていただいています。

また、最初の週末は、ドミトリーの地下にあるバレーボールコートで(この場所はLIGという会社のトレーニングセンターで、この施設にLIGがもつプロバレーボールチームが練習をしているのです。)、韓国人主催のちょっとしたゲームをしました。どうやら仕切り役のクラスメートは会社でも同じようなことをしたことがあるようで、手際よくゲームの進行をしていました。ゲームとはいえ、競争ごとにはみなさん真剣にやるので、最後はけっこうもりあがっておわりました。残念ながらチームとしてはまけてしまいましたが、普段は勉強しかしていないので、いい運動になりましたし、何よりチームとしての結束が強まりました。

卒業生の方からの情報で、韓国人も日本人同様、お酒を飲むことで友情を深めるという文化があると聞いていましたが、たしかにそのとおりで公式にも非公式にも飲み会が行われています。そうした飲み会で、今度家にきて、家庭料理を味わってほしいとか、夕食時にクラスメートの奥さんがぼくらのために夕食を作ってくれてきたりとかしれくれました。本当にこのもてなしの仕方は、すごいなぁと感動します。

Suwon, Seoulのおいしい食事

到着初日にSuwonの街を散歩してみました。1件、行列のできている餃子屋がありました。あとになって行ってみましたが、おいしい。揚げ餃子と蒸した餃子がありましたが、両方とも日本のおいしい餃子とほとんど変わりません。特に揚げ餃子は、日本でたべた餃子よりも断然こっちのほうがおいしいと思います。しかし、一緒に注文したビビン麺がめちゃめちゃ辛い。辛さが3段階あって、2番目のものを注文しましたが、今まで食べた食事の中で一番辛い食べ物を食べた気がします。クラスメートの韓国人ががんばって食べているのを見ながら、自分も少し協力せねばと思いましたが、2皿(といってもはしで5回くらいつまんだ程度)がやっとでした。唐辛子の辛さがハンパないです。

また、Suwonの街はカルビとしても有名らしいのですが、授業がはじまってまもなく有名なカルビ屋さんにつれていってもらいました。あまり焼肉をたべないのですが、そこのカルビはほんとにおいしかったです。日本のカルビよりも若干ロースに近いのでしょうか、普段日本でカルビをたべるとだいたい1皿食べられずに、油でギブアップしていましたが、Suwonで食べたカルビは3皿くらいまでいけました。味は日本の方が好きですが、それでも韓国のおいしいカルビを食べることができました。

授業がはじまった最初の週末にソウルのハンナン地域につれていってもらいました。そこでたべたサムゲタンが、ほんとおいしかったです。韓国で食べたもののなかで今のところベスト1はサムゲタンです。おそらく有名な鶏をつかっているんだとおもいます。スープにはいっている鶏肉が固くならずに、柔らかいままで食べられます。また中に入っているお米も十分に味付けされていて、くりやぎんなんなどといっしょにおこわのような感じで食べられます。それとともに美味しいのがスープです。スープはおそらくたくさんのベースとなる食材とともにつくられていて、それと朝鮮人参のほどよい香りが鶏肉とお米を調和させてくれています。鶏肉だけでも、お米だけでも美味しいのですが、このスープがすごいんだと思います。

2010年4月1日木曜日

休暇そろそろ終了

日本セッションが終わり、韓国セッションまでの3月24日から4月4日までは、休暇です。この休暇中にいろいろと準備をしていました。

アメリカビザ
子供のいる私は、アメリカビザの面接が大変でした。はじめに代理店を使わなかった私は、最後に書類が正しいのか不安だったために、最終的にはJTBのビザサポートに特別に見てもらいました。(有料で)でも、考えてみれば、はじめから代理店に頼んだ方が楽だったと思います。もしくは、日本セッションが始まる前に面接を済ますスケジュールで前もってやるのであれば、自分だけでやってもよかったと思います。スケジュールとしてぎりぎりだったので、間違えは避けねばというところから最終的に代理店にしました。

ビザの面接では、マツコ・デラックスのような受付の方にいくつか書類を手直しされたものの、結局無事に通過しました。個人でされる方は、プリントアウトした時の書類でバーコードがきちんとプリントアウトできているか確認した方が良いと思います。また、写真の背景も注意です。でも、これは大使館にあるインスタントの写真で再度つくれますので、問題なしです。

実際の面接は、私が留学の目的、向こうで仕事をするのかどうか、といった内容をきかれただけで、途中で子どもが騒いでしまったので、面接の方ももういいよといって、結局妻はなにも聞かれずに終わってしまいました。正味10分くらいのために、40~50分ちかく並んで待ってました。しかも雨だったので大変でした。


エアラインチケット
JTBの担当者がぜんぜんいけていないので苦労しました。そもそも旅行にあまり行かないので旅行チケットがどういう仕組なのかわかっておらず、言われるがままに聞いていましたが、事前にいろいろと調べた方がよいとおもいます。

中国セッションの終わりに、上海万博が開幕するので、見に行くことにしました。別途ご紹介します。今から楽しみです。