2010年10月6日水曜日

ブログお引越しのお知らせ

突然ですが、ブログをお引越しします。
新しいブログはこちらです。

http://tomoyaw.tumblr.com/

6日目

今日はWest Yellowstoneを旅立って、Jacksonholeに向かいます。途中にある、Grand Taten National Parkは、一番きれいなNational Parkときいているし、また天気予報もはれなので、ばっちりな写真を期待していました。

しかし、天気予報ははずれもはずれ。雨がずっとふっています。Grand tatenは山脈に雪が残っていて、そのきれいな尾根が、湖に反射して、ちょうどシンメトリーな風景が浮かび上がるはずでした。曇っているし、山頂は雲で隠れていて、どうもうまく見れませんでした。あとでレンタカーのスタッフに話を聞いたら、どうもこの季節は、雨の多い天気だそうです。2年前の冬には、60フィートの雪が積もって、晴れた日が1日もなかった月もあったとか。それに比べれば、まだましよ、って感じでした。

Jacksonholeを探検し、西部の街のようなそんな景色を垣間見ることができました。




5日目

昨日断念したMorning Gloryのトレッキングに挑戦です。いつものとおりold faithfulに向かうと、川にSwanがいるじゃないですか。いつもみていた景色もまた、動物がいると違うものです。さらに進むと今度は、Bisonが道端を横切っています。間近まで近づくとすごい迫力です。今日は動物日和です。Old faithfulに到着していよいよトレッキングです。ここ数日T-Stormの予報でなかなか断念していましたが、今日がYellowstoneで過ごす最後の日なので、雨にぬられても大丈夫な格好で臨みました。カバンには、さらにポンチョと傘も常備しています。歩いて行くとあちこちでもこもこした煙とともに間欠泉があります。恐竜の時代のアニメにでてきそうな光景です。うちの娘も、サラミやおにぎりに釣られながら、最後には得意のおんぶでなんとかMorning Gloryに到着しました。
Morning Gloryは本当に綺麗です。多少小さめではありますが、一番きれいなところでした。




4日目

今日は、動物をもっとみようと朝早くにでました。ところが道路工事の影響で、8時にならないと道が開かないとのこと。しかたがないので、Norrisで、間欠泉をみることにしました。娘を連れてちょっとトレッキング。すると、いきなり野うさぎがでてきました。間欠泉前のちょっとしたおどろきです。娘も喜んで追いかけていました。Norrisの間欠泉は、地面がオレンジやグリーンに変色して、まるでムンクの叫びのような背景色が行き渡っていました。ちょっと不思議な光景です。その後、Biscutti BasinのところでSaphire Poolを見た後、さらに、一昨日に見れなかったOld FaithfulにあるMorning Gloryをみることにしました。ところが、Morning Gloryにいくには、4km歩かなければ辿りつかないとのこと。雨がふりそうな中、子供をおんぶしていくのは、さすがに無理だと判断し、翌日に断念することにしました。
代わりに、Grand Canyon of Yellowstoneにいくことに。湖を越えて反対側にまわると、駐車場にエルクを発見。角がかっこいい。勇ましい姿で立っていました。Grand CanyonもArizonaのものとはまた違って、色合いが鮮やかでこっちのほうが綺麗でした。迫力でいえば、Arizonaでしょうが。



3日目

今日は北にあるmammoth hot springを見に行くことにしました。途中deerやbisonを見ながら目的地に向かうことに。昨日は雨であまり動物が見られませんでしたが、今日は晴れているせいか、多くの動物たちをみることができました。mammoth hot springは、白い石灰岩でできた段々畑のような場所ですが、身近でみると、不思議な形をしています。とても自然でできたような形にみえません。途中、娘の手に刺がはいってmedical centerで相談するといったアクシデントもありましたが、無事にいってくることができました。帰る途中にグレズリーに遭遇。普通にみるとかなりでかいです。山道の途中だったのに、お構いなしに、みんな車をとめて見入っていました。そのせいで大渋滞になっていましたが。今日はランドリーを使いたいので早めに帰宅しました。
West Yellowstoneでは、IMAXシアターに立ち寄って、Yellowstoneの映画をみました。半分は歴史、半分は間欠泉にまつわる科学の話でしたが、一番驚いたのは、うちの娘が多少声を出しながらも、静かに座ってみていたことです。これなら映画もみにいけるんじゃないかと思ってしまいました。





2日目

Yellowstoneへ行く前にまずは朝食。motelのおばさんに教えてもらったパンケーキ屋さんに入りました。ここでたべたパンケーキが本当に美味しい。多分、いままで食べたアメリカでの食事でベスト3に入るおいしさです。満足した食事をとって、ではYellowstoneへ。まずはold faithful geyserへ向かうことに。Yellowstoneに入ると、そこはまるで別世界。恐竜がでてきてもおかしくないような光景です。景色も草原のような場所からいきなり、山岳地帯に入ったり、また森の中に入ったような感じになったりと、景色が様々と変わります。それぞれに趣があって、写真を撮りまくります。向かう途中、鹿の群れに遭遇。人間に慣れているようで、数十メートルまで近づいても、気にしない様子。鹿をバックに娘の写真をとりました。



Old faithful geyserにつく頃には、もうお昼に。visitor centerで噴出時間を調べてからお昼ととろうと思ったら、ちょうどいいタイミングで噴出することが判明。急いで向かいます。10分も待たないでexplosionを体験することができました。と同時に、T-Stormがくることがわかり、お昼で休んでいると、外は大雨に。Trailを回ろうとしましたが、この大雨ではどうにもならないので、とりあえず車にもどって近くのGeyserまで観に行くことに。いくらまっても雨はやまないので、結局Lake方面までいって、WestYellowstoneにもどることになりました。戻る途中、Bisonに遭遇。200kgはありそうなでかいbisonが車の目の前を横切って歩いて行きました。娘も大興奮でみていました。



Yellowstone 初日

Jacksonhole
19時半に空港到着。周りに何もない。ほんとカウボーイの世界に降り立った気分です。レンタカー屋さんに移動する途中でバッファローの群れと遭遇。普通にいます。その奥はインディアンの居住区だとか。車道の隣に自転車で走れるところもあって、自転車で旅行するのも楽しそうですね。着いたら雨が降ったりやんだりしていたので、きれいな虹も見ることができました。ちょっとしたラッキーです。
レンタカーのあるJacksonholeから本日泊まるホテルのあるWest Yellowstoneまで移動することに。およそ2時間のドライブです。山道もあり、またアメリカならではのまっすぐな道もあり、でも周りが暗すぎて、ちょっと不安でしたが、無事2時間ドライブしてホテルに到着しました。


2010年9月17日金曜日

Entreprenurs

今日はクラスメートのビジネスコンテストのファイナルピッチの発表がありました。彼の素晴らしいところは、周りを巻き込む強さです。彼は非常に愛嬌があるので、すぐに誰とでも仲良くなれてしまうのは本当に見習うべきところだと思います。プレゼンでも、そういった周りをモチベートさせていくようなパッションを感じました。残念ながら、優勝することはできませんでしたが、よいプレゼンテーションだったと思います。

同時に、ゲストスピーカーによるプレゼンテーションがありました。アントレプレナーとして活躍している方でしたが、この方のプレゼンテーションは圧巻でした。英語で聞き取りにくいところもありましたが、それ以上に周りをモチベートさせ、アントレを大変魅力的で面白いと思わせる素晴らしいプレゼンテーションでした。心から羨ましく、そしてアントレプレナーとしていきてみたいと思わせられました。いくつかtipsがあったのでメモしておきます。


6 tips for entrepreneurs
-Be in Flow
 Happy in current situation / Future Vision
-Adopt Bissipline
-End Goal not mean goal
-Think Balance
-Examine your world view
-Enhance your tribe

最初の方はプレゼンテーションを聞いていなかったので、どういうことか分からないです。この中で考えさせられたのは"End Goal not mean goal"です。

Ask What and Why, Not How and When
何をしたいのか、それはなぜなのかを問うことで、"End goal"もっと自分の本当にこうしたい、こうありたいという状態を考えられるということでした。Howと考えると、結局現実から手の届く範囲で収まってしまっていたり、結局"mean goal"手段としてのゴールしかセットできなくなってしまうということです。以下の12個のカテゴリーにおいて自分がどうしたいのか考えてみたらどうでしょうと提案してました。

1. Health & Fitness
2. Intellectual Life
3. Emotional Life
4. Characteristics (Ethics/Behavior)
5. Spiritual Life
6. Love Relationship
7. Parenting Vision
8. Social Life
9. Financial Life
10. Career
11. Quality of Life
12. Life Vision

2010年9月8日水曜日

Apple Computer & Kodak

業界のdynamicな変化に対応させていきながら、両方の企業がどういう戦略をとっていったのかを学びました。

企業がもつshared valueを確認しながら、何を強みに、どの戦略をとって、競合にアドバンテージをとっていくべきなのか、業界の変化とともに、その変化後に優位なポジションがとれているのかどうか重要ですが、それができれば話がはやいわけで、AppleとKodakでは、対照的な結末がもたらされて、印象的でした。

Coke-Pepsi: Carbonated Soda & Samsung Electronics

ともにポーターの理論に基づく分析が中心でした。

Coke-Pepsi: Carbonated Soda 
Industry5Fで分析し、各プレイヤーの a source of profitabilityを考えていきました。

Samsung Electronics 
通常、戦略はポーターによれば、cost leadershipをとっていくか、それとも、differentiationさせていくかのどちらかの手法をとっていくはずですが、Samsungはその力強いleadershipのもと、両方の戦略をともにとることができる、Dual Advantageを確立させていました。その厳選はどこにあるのか、Costを分解していったときに見られる、そもそものinput costなのか、productivityなのかをみながら、それぞれの定量的な分析によって戦略の源泉を探していきました。

Ryanairのケース

Ryanairは、ヨーロッパのSouth West Airlinesのような企業です。一時は、倒産の危機に陥っていましたが、SWAの手法を取り入れて業績を回復させていきます。しかし、ヨーロッパにはほかにもSWAの手法を取り入れる競合もでてきて、Ryanairとしてはどういう戦略を立てていくべきかを考えていきました。

Industryがどういう利益構造をしているのか、何がキーで、売上が伸びて、コストが下がるのか、それぞれの企業がどういう戦略をもって、そのキーファクターを変動させようとしているのか、ということを学びました。

また、Externalでの変化、たとえば、政府のレギュレーションの解除や競合の変動に伴って、自社がどういう戦略をとっていくべきなのか、先程の利益の公式に基づいて、考えていきました。

2010年9月3日金曜日

Optical Distortion のCase

1960年代のclassic case studyですが、現代にも通じるいいケースです。会社は鳥用のコンタクトレンズというニワトリを傷つけることを防ぐという画期的な商品をつくっています。でも画期的な商品をつくれば売れるかというと、そうではなく、しかも顧客である農家は、何世代も続く保守的な方々(very risk-averse and traditional)。なかなか売れません。そんな中で、データを駆使しながら、Break-Even analysisを行い、adoptingを考えていきます。

仕事をしていても、うちの商品はいいものなのに、うれないとききます。それこそこのclassic caseとまったく同じ状態に陥っているんだなと改めて気付かされました。

BARCO case

the BARCO casepresentationをしました。今回のテーマは、you always need to play "offense" and "defense"ということでした。1980年代まで、BARCOはプロジェクター業界のリーダーだったのです。そこにSonyという強敵があらわれて、新製品によってBARCOは窮地においやられてしまうわけです。こうしたリーダー企業は、その業界の "reputation leader" であるわけなのに、いきなり2位の企業に changing the game rule をされちゃったわけです。いままで高いマージンで悠々自適だったのに、突然の悲劇。こりゃたまったもんじゃありません。BARCOのケースを初めて読んだときには、こりゃどうしょもないなとおもったわけです。BARCOSonyの動きをきちんとよめてなかったことが裏目にでています。

その後の後日談で、BARCOはうまいこと復活して、正しいディフェンスをとりましたが、結局long runでみたら、うまいこといかなくなってしまいました。どうにもならない状態でどうしていけばいいのか、ということを考えさせられたいいケースでした。

2010年8月24日火曜日

Ice Fili case analysis


Ice-Fili, a midsized Russian ice cream producer, is still stock in the middle. Still, Ice-Fili is Russia’s top, but in terms of Bernard Koopman’s market share targets, IceFili’s market share is only 4.3%, which means that Ice-Fili doesn’t have stable dominant market share. According to the case, the number of competitors is growing from 100 companies in 1996 to 300 in 2002. Therefore, In order to keep the top share, Anatoliy Shamanov, Ice-Fili’s CEO has to fight in industry wide and he should choose “Overall cost leadership” strategy or “Differentiation” strategy.

Option 1. “Overall cost leadership” strategy
Now the average price of Ice-Fili’s ice creams is 6 rubles while Russian ice cream prices ranges from 2.5 rubles to 15 rubles. The price of Ice-Fili’s ice cream can be 2.5 rubles, keeping the margin and high quality. There are several ways to reduce costs.
First, Ice-Fili negotiates suppliers to reduce raw material costs. The raw materials of ice creams don’t have any differentiation because raw materials such as condensed milk and sugar are commodities. In terms of Porter’s five forces, supplier’s power is low, and Ice-Fili is easy to switch suppliers if they refuse to reduce costs. Therefore, Ice-Fili reduces raw material costs more.
Second, Ice-Fili reduces number of product lines to focus on several better ice creams. Compared with other competitors, Ice-Fili makes a variety of ice creams, and this variety makes the manufacturing process inefficient. Ice-Fili should concentrate on several strong brand ice creams and make more lean manufacturing process.
Finally, in order to utilize the economy of scale, Ice-Fili needs to expand its distribution network. According to the case, the costs of distributors are about 28% of wholesale price and this cost affects Ice-Fili’s high cost structure. Though about 50% of ice cream distributors are kiosks now, restaurants and supermarkets are growing. These distributors’ power is not strong yet. Therefore, it’s negotiable to choose them as distributors. Since some major restaurants and supermarkets have several branches, it’s easy to expand the regional areas to acquire more customers. Furthermore, In order to improve the distribution network, Ice-Fili had better build a regional factory to reduce manufacturing labor’s cost and the delivery fee. Once building these distribution networks, they block for competitors, especially a strong foreign competitor, Nestle, to enter the regional market.
If Ice-Fili has a chance, Ice-Fili should make an alliance or acquire smaller players to promote the cost-leadership strategy faster. As this alliance or acquisition is geographical market expansion, Ice-Fili consolidates the value chain, manufacturing and marketing division and reduces the corporate division.
 
Option 2. “Differentiation” strategy
One of the company’s resources is to make a high quality ice cream. Ice-Fili focuses on this resource to compete with Nestle. There are several steps to build the differentiation.
First, Ice-Fili should increase brand recognition. In terms of Porter’s five forces, entering ice cream industry is easy in the current situation. An ice cream industry is quite attractive because ice cream manufacturers make a profit by 15% to 20% operating margin. Also, new entrants don’t need specific equipments, which means that they don’t need the amount of capital. In addition, consumers don’t have any brand loyalty because current manufacturers make poor advertisement and promotion. Building strong brand help build an entry barrier and also take advantageous to rivalries.
In order to establish a strong brand, Ice-Fili promotes its products more. The priority purpose of promotion is to make consumers notice the Ice-Fili’s brand when they buy an ice cream. Ice-Fili should focus on its high-quality image and makes consumer desire Ice-Fili ice creams.
Second, Ice-Fili should reduce the production lines to make a promotion efficiently. As I described above, Ice-Fili makes a variety of ice creams, and makes it difficult to promote all products. Ice-Fili should choose several strong brands, and focus on its advertising.
Finally, the distribution network of Ice-Fili should focus on sophisticated restaurants and cutting edge supermarkets. Choosing a channel is crucial to build a good brand. Unlike kiosks, sensitive restaurants and supermarkets help build the Ice-Fili’s high quality image.
If Ice-Fili has a chance, Ice-Fili should make an alliance with foreign companies to help build the Ice-Fili ice cream brand. Foreign ice cream producers have knowledge to build a brand loyalty. This asset is more helpful than building by itself.

Compared with option 2, option 1 is appropriate to choose as the Ice-Fili strategy. Let me evaluate two options by following criteria.
First, in terms of the growth of ice cream market and competitive situation, Ice-Fili should take the market share quickly. Though an ice cream is a seasonal snack and fragmented demand, Russian consumers might eat ice creams more based on the trend of U.S. ice market history. In U.S., the ice cream market becomes less fragmented. In Russia, by entering foreign companies, the market becomes more competitive and manufacturers use many advertisements to inspire consumer’s demand. Therefore, the market will be less fragmented and grow the market.
Compared with option 2, option 1 strategy expands market quickly because of the economy of scale. While the price of ice cream decreases, Ice-Fili can contact a number of customers.
Second, in terms of the rivalry, main competitors of option 1 are less threat. Segmented by the price of products, while competitors of option 1 are regional producers, those of option2 are foreign companies, especially Nestle. Regional producers have less capital and less knowledge than Nestle. Especially, since the market of Russia is fluctuated after Russian crisis, Ice-Fili easily enters the regional domestic market, compared with competing with foreign companies.
Finally, building a distribution network is a key success factor of this market. Now Russian market changes its distribution network from kiosks to restaurants and supermarkets. As other developed companies illustrates, these new distribution will supply amounts of ice cream to consumers near future. The strategy of option 1 can build a strong relationship with these distributors and contact more consumers.
In conclusion, as I described above, Ice-Fili should take cost-leadership strategy.

2010年8月15日日曜日

教授、研究だけではなく、授業の質のレベルが高い

日本だと、大学の教授は研究が中心で、授業に対して身が入っていない人がいると思います。自分の学生時代を思い出すと、科目の中には、そういう先生がいて、何を話しているのかわからないくらいに小さな声で話す教授や、授業に一貫性がなくて、結局何を教えていたのかわからないようなものがありました。

しかし、ミシガンでウケる授業は、すべてがすべて教授の授業に対する熱意があって、非常にわかりやすいものばかりです。特に学生に対して授業に興味をもってもらうためのアイデアがよくできているなと思うものがあります。

例えば、この間のオペレーションのクラスでは、自分たちが工場の役割分担となり、実際に工場を運営します。各役割で個別最適を目指すとどこかにボトルネックができていて、質のいいものがつくれません。でも、みんなで話しあって、全体最適するような形に改善すると、改善前のものとくらべて数倍の量で高い質のものをつくることができました。

これでオペレーションのボトルネックによる問題点と改善の方法についての授業を教えていただいたわけですが、自分たちが経験しているので、非常にわかりやすい。ほかにもマイクロエコノミクスやOrganizationのクラスでも同じようなおもしろい取り組みがあって授業をもっとうけたくなるようなそんな気にさせてくれます。

また、教授の含蓄ある言葉を聞くこともあります。マーケティングの最後の授業の際に、選択科目を選ぶ基準として、教授は、1年後に役立つものではなく、20年後に役に立つような基準で科目を選びなさいとおっしゃられました。非常に意味のある、はっとさせられるような言葉でした。

こんな授業を1年半も受けられて、幸せだなとおもう日々です。

2010年8月3日火曜日

Facebook marketing

Facebook上で展開するマーケティングの成功要因を分析したレポートです。
social mediaを使ったウェブ展開は今後もいろんな企業が展開しそうですね。

1. Set Community Expectations
    Clearly have a business objective and be sure the site goals cascades these objectives. 
2. Provide Cohesive Branding
3. Be Up To Date
4. Live Authenticity
    Behave in the same way the members are behaving: be social. 
5. Participate in Dialog
6. Enable Peer to Peer Interactions
7. Foster Advocacy
    encourage members to share content with each other
8. Solicit a Call to Action

The 8 success criteria for facebook
Facebook research

Ford Fiestaの参入戦略

MarketingのクラスでFord Fiestaのマーケティング戦略について話をききました。
Marketingは、定量的な分析を重要視するインド人の教授なので、手法、考え方は非常にagreeなわけですが、いかんせん、実務であまり成果を出してこなかったので、苦手意識が残っています。

自分の中でMarketing戦略について整理すると、まず、顧客についてセグメンテーションを行ないます。セグメンテーションでは、顧客のBenefitとDescriptionを見ながら、会社の利益を考えられるようなセグメンテーションを作ります。

次にターゲティングです。上記の顧客が得るBenefitに対して、どこにターゲットをおくのかを自社の強み、競合との比較で絞ります。自社の差別化が一番利き、競合が弱いところを探します。

そしてポジショニングです。Perceptual mapでマッピングを見ながら、自社のポジションを考えます。

コレに基づいてFord Fiestaは、コンパクトカーのマーケットからCity Lover層に対して、fuel efficiencyとfun to driveを売りにした戦略を立てました。

ぼくがおもしろいなと思ったのは、その後のプロモーションについてです。Fiesta movementと呼ばれたそのプロモーションは、social mediaを使った面白い取り組みをしていました。youtubeやfacebook、twitterには、何百万人もフォロワーのいる方がいるので、まず、そういった人にinfluencerとなってもらうべく、アプローチをかけています。Fiesta movementに参加したinfluencersがFordから送られてくるmissionに従って、実際に車を走らせいくつかのアクティビティをしてもらいます。Fun to driveなのでそうした取組を実際にさせているんですね。そのアクティビティの様子を写真や動画にして、自分のブログで紹介させていきます。こうした取り組みによって、Fiestaのimpressionをあげていったそうです。実際にTVのコマーシャルの数分の1の予算で同等の効果をあげたようです。

influencersに車を貸して、しかもガソリン代と保険代をタダにした分、influencersは、返報性の原理から、Fordに対して協力的なコメントを寄せているのかもしれません。Words of mouthは悪評を避ける方法が難しいので、企業として取り組みが難しいのかもしれませんが、そのプロモーションにいたる過程で議論を深めて作ったマーケティング戦略があってこそ、自信をもって、消極的にならないようにさせてくれるのかもしれません。

今は生産が間に合わないくらいにヒットしているとか。social mediaをつかった面白い取り組みを聞くことができました。



2010年7月14日水曜日

Ann Arbor到着からの1週間

6月4日(金)
Ann Arbor到着。緑が多い町です。
思ったよりも寒くありませんでした。というか、若干暑い。。。

5日(土)
RotaryのホストであるJamesとともに食料品の買い出しにいきました。なにはともあれまずは食事の確保から。Krogerにつれていってもらい、アメリカのスーパーの規模に驚きながら、食材を購入。やはりアメリカは大量消費の国です。小分けで売られないので、たくさん買わなければならず、たくさんあるので使ってしまう、魔のスパイラルだと思っています。

時差ぼけがあるにもかかわらず、ゆうちゃんはホテルのプールに入りたい!といっています。水着は航空便でおくっているので、届くのはだいぶ先になるため、近くにあるmacy'sで水着を購入。でもぼくが選んだので若干サイズが大きいことが分かりました。
この日は頑張って夜まで起きていたので、それで時差ぼけが大方解消しました。

6日(日)
いつまでもJamesに頼っていられないのでHartzでレンタカーを借りました。まずはトイザらスでチャイルドシートを購入。これがないと法律違反になってしまうのが、ミシガン州。続いて家探し。もともとPondsエリアに住もうと思っていましたが、他にも見て、比べて、交渉材料にしようとHarbor House, Woodberryなどを見に行きました。といっても、日曜日なのでLeasing Officeがやっておらず、実際に話を聞くのは月曜日に。

7日(月)
引き続き家探し。この日はHarbor House,Signature House, Woodberryを回りました。

8日(火)
学校のOrientationに参加。これで
VISAのActivate
銀行口座開設(Michigan Credit Union)
が完了。
続いてAT&Tで携帯を購入しました。通常契約だとSocial Security Numberをもっていないので、Prepaid型で済ませることに。あとで気が付きましたが、Tmobileのほうが断然安かったです。。。よくよく調べたほうがいいですね。

9日(水)
引き続き家探しです。Woodlandmuse, Pondsをみて、Pondsに決定!
スーパーにいって食材の買い出しへ。

10日(木)
家の契約、家決定(住所決定)しました。続いて、Comcastでインターネットに接続するために支店を探索。ところがお店は無くなっており、結局契約まではいたらず未遂に終わりました。インターネットはホテル、学校でも使えるので、後回しにしていました。

11日(金)
ホテルから引越しとともに、免許関連資料の準備をしました。
SSNの代わりになる資料
大学からのTranscript(家決定後) 
ついでにCredit Unionで銀行カードを受け取りました。

12日(土)
alumiからの荷物をゲット。とりあえずベッドを確保です。その後、Walmartにいって生活するのに必要なものを買い物しました。トイレットペーパーやキッチンタオルなどですね。これも別にWalmartまで行く必要はなかったですね。近くで適当にすませてもよかったかもしれません。

13日(日)
IKEAで残りの家具を購入しました。これである程度生活できるレベルに。BBQパーティをalumiの方が開いていただいたのでそちらに参加。Ann Arborの自然を満喫です。夜になると蛍が出ます。これがものすごく幻想的で素敵です。

14日(月)
Drivers Licenseの筆記試験を受験しますが、受けられず。Verificationがうまくいっていないとのことです。Drivers Lisenceがないと、自動車保険(AAA)に入れず車が買えないと思っていたのですが、AAAではない別の保険会社であれば、自動車を購入できるということがわかったので、先に車探しをすることにしました。車探しの方法は
1. Consumer Reportsで予算にあった車の検索
2. KBBやmsn auto、craigslist, ebay motorsなどでディーラー、個人がだしている車をさがす
3. 値段の交渉とともにその場に赴いて購入
という流れで進めました。

15日(火)
結局トヨタのディーラーにあったカローラを購入。まぁまぁの値段がしましたが、いちおうこれで足ができたので満足。

だいたい1週間の流れはこんな感じです。もっと効率よく進められるところもあった気がしますが、まあこんなところでしょうか。

上海

北京よりも住みやすい街だと感じました。なによりも空気が綺麗です。とはいっても東京に比べればまだまだだと感じますが。でも上海は今回初めて訪れてみて、すでに東京よりも発展している街並みがあるなと感じました。高速道路の立体構造は、東京のものよりも複雑ですし、バーとかも六本木にあるような感じのバーが見受けられました。




とはいっても、田舎には朱家角のように同じ上海ながら昔の中国のような雰囲気もあります。車で30分も走ればちょっとした田舎になります。



今回クラスメートと上海を訪れましたが、クラスメートに言わせれば、2年間でだいぶ綺麗になった様です。これも上海万博の影響なのでしょう。



上海万博は今回の上海旅行のメインですが、まずその規模がすごい。各パビリオンが大きいので、すべて見て回るには1週間以上かかりそうです。訪れた5月下旬でさえも、日差しが耐えられませんでしたので、夏に訪れる方を想像できません。。。



しかし気になったのが割り込みマナー。これはひどい。1列で並んでいるところでさえも、なぜか割り込まれます。待っているのは一緒なんだし、割り込んだところでそんなに変わらないんだから、我慢してまっててほしいものです。

25歳の起業家とその周りの人たち

英語、英語といっている時代から英語、中国語といわれる時代となったのかなと感じます。私が知り合った起業家は英語を覚えるために1年間留学し、さらにこれからは中国の時代だということで中国に留学し、そこで語学を覚えるとともに、最終的には中国でビジネスをはじめることになったそうです。

中国語をいちはやく覚えてた世代が、中国でどうにかビジネスをしていく姿をみて、エネルギーをもらった気がします。googleを訪れて、中国でビジネスするって難しいなと感じていたため、こうした起業家をみて、我々にもできるのではないかと思ってしまいます。

フィリピンからきているクラスメートの友人も中国語を覚えるために留学し、今は北京で起業しようと、アイデアを練っているそうです。

中国のカフェで勉強していると、外国人の多さが目に留まります。ヨーロッパ系、アメリカ人らしき白人が流暢に中国語をはなしている姿をみていると、英語で四苦八苦している私との国際的な競争力の差を感じざるを得ません。彼らはすでに英語は母国語として話していながら、さらに中国語ができる。ビジネスは語学だけではありませんが、しかしやっぱりコミュニケーションのベースに言葉ができないと、仕事になりません。彼らはすでに英語・中国語をマスターしている分、やっぱりグローバルで仕事をしやすい価値を持っています。こうした人達を見ていると、自分の中で危機感を感じます。

海外から北京に渡ってきた小さな起業家達と、また、大企業・政府からきた留学生の中国ビジネスに対する考え方は、違った視点が得られて、大変有意義なものでした。

人と同じことをしていると、結局自分の中で独自な視点が生まれてきません。いちはやくトレンドをおさえて、そのトレンドにearly adaptorとして参入していくことで、自分としてのバリューを上げられるということを感じました。

2010年7月1日木曜日

Six ways to grab your audience at the begining

This was an assignment of ELI, English Learning Institute class. A topic is quite interesting, so I share this summary.


MAIN IDEA:You should convey information in a compelling, persuasive way

it is critical to grab and keep your audience’s attention.
It makes a powerful connection at the very beginning.

if you succeed in engaging your audience at the very beginning, 
you will increase their reaction to the whole of what you are trying to communicate.

1 Make it personal
Presenter's personal explanation can establish an instant rapport with your audience.

Forensic Expert (of investigating crime) story
of, relating to, or denoting the application of scientific methods and techniques to the investigation of crime
As I reflected on the human tragedies I had witnessed...the deep blue Adriatic swelled below [my plane]. The local time was 2:30 p.m.—that’s 8:30 a.m. Eastern time in the United States. The date was September 11, 2001.

2 Throw out a quirky fact / Use unexpected, characterized fact
Use unexpected statistics or explaining with exposing the false of a common myth can ease the introduction to a difficult topic. 
(The revelation of an offbeat statistic or the debunking of a common myth can ease the introduction to a difficult topic or even woo skeptics.)

For example, an author who is pitching his trend-bucking proposal for a streamlined, rather than gourmet, cookbook to a publisher points out that, according to a recent survey, the average American currently spends 15 minutes preparing dinner.


3 Put them on the edge of their seats / Appeal with a quiz, (questions and answer)
By creating suspending things, the author invites his audience’s participation and anticipation at the same time.

He begins his appeal with a quiz, asking his audience to ponder the related significance of the years 1866, 1953, and 2040:


4 Draw a hypothetical scenario
This approach can focus on either the past or the future and provide either a positive or negative contrast.
imaginative examples
Imagine with hightech, with deaf world


5 Create a series of vignettes / Create a series of episode, illustration
To draw your readers into the big-picture point you are trying to get across to them, it can be helpful to orient them with a series of connected “reality snapshots” written in the dramatic present tense:
Reorganized facts

In NY, In Washington, In New Jersey
Illustration can then linked together with an opening punch line–like sentence:


6 Use a pertinent quote / Use a relevant, applicable quote
Audience can rely on quotes that illustrate the historical evolution of that industry:


Regardless of which approach you choose, 
You must grab and keep your audience’s attention at the beginning.
(the bottom line remains the same: Don’t cast your line without first baiting your hook.)


Ann Arbor New apartment

Ann Arborの新居紹介です。
アパートはPondsに囲まれたところにあるためPondsという名称で呼ばれています。ちょうどこのアパートの奥がPondsです。

近くでみると、こんな感じです。中は2bed 2bathなので、広々と使っています。ちょうど今日ベッドが届いたので快適に寝られます。


先々週に先輩方のご好意でBBQが開かれました。その時の写真です。娘も楽しそうにとうもろこしを食べていました。最近、娘と会話ができるのでそれが楽しいですね。


2010年6月3日木曜日

Ogilvy中国訪問

中国のコーポレートツアーは、広告代理店のOgilvy社でした。広告代理店ということで、中国マーケットの概要とユーザの傾向について話を伺うことができました。

ユーザの傾向については、中国では、所得が増えている一方で、中流階級はまだまだお金をもらっても生活とのギャップがあるということです。white colorのお金をもらいつつも、生活費があがってしまっているため、blue colorの家に住まざるを得ないということだそうです。クラスメートからの話で本当かどうかわかりませんが、中国では、男は車と家をもっていないと結婚できないようで、両親が家を売却して、そのお金で息子に家を与え、自分は賃貸に住むみたいな話があると聞きました。これは本当かどうかよくわかりませんが、生活レベルが向上して、結婚に求めるレベルもあがっているということなんでしょう。

彼らは、上流階級の暮らしに憧れる一方で、結局日常製品を買わざるを得ない層であるため、こうした層にアプローチする広告として、日常製品、例えば市販で売られているような牛乳や30元(約420円)くらいのワインでも、一流ブランドのような高級感をだすようなCMでluxuaryにみせて販売、訴求していました。ワインのCMでは、ヨーロッパ風に社交パーティの中で、男性がスタッフにワインを求めます。市販のワインだと、ワイングラスが割れてしまったり、注ごうとしたら、ワイングラスに入らなかったりするのですが、広告のワインでは、ワインがきちんとワイングラスに注がれ、またテーブルが割れても、ワイングラスは無事という内容でした。シャトー系のワインならまだしも、セブンイレブンで売られている30元のワインに高級感あふれるCMを使っています。牛乳は、リゾート地のような場所で、あたかもトロピカルジュースを飲むように牛乳を飲んでいました。日本でも中流階級は上の階級にあこがれをもつ層もいると思いますが、それでも日常製品にまで高級感をみせたものをみたことがなかったので、ユニークなアプローチをしています。

また、都市部をいくつかの分類にわけ、4-6 tierと呼ばれる60-80万人都市が発展してきているという話がありました。北京や上海のような大都市につながる衛星都市のような場所です。60-80万人くらいの都市の発展によって、昔ながらのdistribution systemはなくなっているようです。リアカーで荷物を運搬する彼らのことですね。その代わりに運送業者が対応したり、電化製品とかも大型店が進出することで、町並みを変えているようです。こうした環境の変化の中でeCommerce、タオバオが発展していると聞きました。ある程度distribution systemが発展し、街が発展した環境の中で、internetがつながり、eCommerceが発展しているんだと思います。

それに伴って中国のインターネット利用者が増え、Blogでは1.8億人が毎日利用しているようです。top blogerになると、何百万人ものアクセスがあるとかで、こうした人は、investment advisorとして企業へ投資、アドバイスをしているのだといってました。ただ、googleの箇所でも書いたような政府が介入する利用制限は課題として残っています。

最後に中国人の特性としてNationalismに対する意識の高さを取り上げていました。2008年の北京オリンピックの聖火リレーで、パリである人が聖火リレーを止めようとしましたが、それに伴うフランス系企業のパッシング(例えばカルフールに対する不買運動)がありましたが、ほかにもこうしたことは起こっているようです。
TOYOTAのある車の広告は、車が橋を渡り、その橋のデコレーションにある動物が描かれていました。おそらくデザイナーとしてはそこまで深く考えなかったのでしょう。ところがこの構図が、盧溝橋をイメージさせるような広告だと受け取られ、中国のNationalismに反応してしまったようです。結局広告の取り下げることになりました。

google同様、中国でビジネスをしている企業の話は、中国ビジネスのユニークな視点を得られ、非常に参考になります。外資系で中国でうまくやっていくということは、両社の話を聞くとハードルが高い気がします。中国だけではなく、他の国も国内の産業を守ろうという保護主義はあると思います。

中国での生活

人が多い。
中国に来て、生活をすると目立つのがいたるところに人が多いってことです。レストランにしろ、ホテルにしろ、無駄な人件費が目立ちます。私の住んでいるホテルには、ゲートがあるんですが、これが無意味なんです。ゲートでなにか確認しているわけでもなく、車が来てもそのまま通過できるんですが、なぜかそこにゲートがあって人がいるんです。また、深夜にホテルに帰ってくると、深夜にもかかわらず受付ロビーに5~6人います。そんなに大きなホテルでもないので、深夜に人が来ることはめったに無いのですが、それでも人がいるんです。忙しそうにしているかと思えば、そうではなく、何か楽しげにガードマンと談笑しているんで、無駄といえば無駄なんですよね。

また、駅に行くと無意味な荷物チェックがあります。これもよくわからない。いちおうセキュリティを通過しているんですが、よくわからないでいると、そのまま通過できてしまっていて、これじゃなんのためのセキュリティだかよくわかんないんですよ。

中国は人口が多いからそのための仕事を割り当てなければいけないのか、いたるところにある無駄な人件費が目立ちました。

また、中国のインターネット事情はインフラという意味で言えば日本よりも快適だったりします。カフェでインターネットするのは当たり前で、無料で接続できます。24時間やっているカフェもあるので、勉強するのに大変役に立ちました。ただ、明かりが暗いのが玉にキズですね。もう少しあかりがあれば最高の勉強場所でした。

2010年6月2日水曜日

google谷歌 訪問

クラスメートの友人がgoogleオフィスにいるということで、急遽オフィス訪問をすることができました。しかもオフィスの場所は授業を行っているビルの裏側。北京についた初日からgoogleオフィスを見ていたいと思っていたので、願いがかないました。

googleオフィスは他国のブランチ同様、自由な企業文化が残っています。ジュースや食べ物、フィットネスが無料ということもそうですが、ミーティングルームやプリンターにも自由に名前をつけられています。中途社員が入社されると、その社員に一定の金額を渡して、自分の座席を自由にデコレーションしてよいそうです。これはうらやましいです。見学した階は、そこまでデコレーションに凝ったものはありませんでしたが、それでも自転車が置いてあったり、日本のアニメを集めている人がいたりと、それぞれに楽しんでデコレーションされていました。自分の会社では、帰宅時に机の上のものをすべて片付けてから帰るようにいわれていたので、そこから比べるとだいぶ文化がちがうものだなと感じました。

組織も、ヒエラルキーによる権限が強いわけではなく、可能な限りフラットな組織体系になっているようです。評価の仕方もグループ内にお互いに評価し、それをマネージャーがみることができるようになっています。新しく入社する中途社員の方には、日本的な部長や課長の権限圧力によるディレクションというよりも、ファシリテーターに近いような役割をマネージャーに求めていると話をするそうです。話をうかがったマネージャーの方はおそらくそういったコミュニケーションを円滑にするための部署のマネージャのようで、組織人事や社内のコミュニケーションについて話を伺うことができました。(とはいっても、時間が限られていたので、聞けたのは評価の話まででしたが)

また、中国の今までの参入戦略と今後の見通しについて大まかに話を伺いました。中国独特の政治に課題が残るといった印象です。インターネット業界の話で言えば、法律の規制制限と規制なしがおおきく事業を左右しており、それをどうにかしない限り、中国で成功するイメージを持つことができませんでした。

googleは、

規制によるニュース、コミュニティサイトの制限
規制のないecommerce, music, movieの問題

の2つを抱えています。googleのもつYoutubeやBlog、Newsの一部は制限がかけられ、自分たちのアセットを十分に活用出来ていません。かたや、不正音楽、動画のダウンロードについては、googleはbusiness ethicsとして検索から除外していますが、他サイトではだしっぱなしです。ユーザとしては、まさにそういった音楽や動画のダウンロードが人気があるようで、それをみられないgoogleは、ユーザに対する提供価値といった面でもおとってしまいます。

こうした2重苦に苦しみながらも、長期的に利益がでるように今後もgoogleは中国でのビジネスを考えていきたいといっていました。

同じインターネットでビジネスをする企業をみて改めて中国で行うビジネスの難しさを体感することができました。

taxについての議論

Financeの授業で現在価値のケースの中に現実をあまりにもサマライズしすぎているために、議論をよぶようなものがありました。問題はある資産の売却に伴う現在価値の計算と単純なもの。しかし、よくよく考えてみると、売らない方が減価償却費が効いてtax shieldがききやすいので、そもそもなんで資産を売却するんだとCPAのVenuがtax shieldについて説明しました。日本で授業をしていたら、問題文にしたがって、回答するだけなのに、このインド人Venuはまた面白いこというなと思いました。Prof.Kimもincredibleと賞賛していました。

しかし、翌日撤回。クラスメートが計算してみると、減価償却費を鑑みても、やっぱり売った方が安いという結果だったのです。

ところが、さらにVenuが反論。実はtax shieldに使われる税は法人税と資産売却に伴う税は違うとのことで、その税効果を見ればやはり売らない方がいいとのことでした。国によってそれは違いますが、考慮しなければいけない項目であることには間違いありません。

Venuやクラスメートの問題に取り組む姿勢もそうですし、Prof.Kimの学生の質問に対して紳士的に対応する姿勢も見習うべきところです。MBAは、1つのケースで、誰しもが同じような勉強をすると思いますが、その密度の濃さは参加している学生や教授がいかに現実に即して、どういった解釈が考えられるのかといったことを深く考えられるかどうかにかかっているのではないかと思いました。とても面白い議論の展開でした。

2010年6月1日火曜日

ファイナンスの教授、Prof. Kimのlesson

ファイナンスの教授である、ファイナンスの教授、Prof. KimはGMBAの立ち上げに携わっただけではなく、1998年の韓国の金融危機の時にも、韓国側の代表団の一員として交渉にあたった偉い人でもあるのですが、同時に彼の姿勢は尊敬に値します。

例えば、彼のAdaptabilityがあります。
初日の授業で、事前に配布されていたテキストが実は大学院生向けのものではなく、大学生向けのものだったことが判明しました。教授がみているページが、自分のもっているページ数とあわないのでおかしいなと思ったら、どうやらそもそも教科書が違っていたとのこと。同じ著者が2つの教科書を書いていたために間違っていたようでした。授業は、教科書を事前に読んでバックグラウンドの知識をつけてから臨まないと、ついていけないスピードですすむため、教科書がなければ、ファイナンスの知識のない私は、授業そもそもについていけなくなってしまいます。教科書は授業にとって必須だったのに、その教科書がないなんて。私がProf. Kimの立場だったら、頭の中が真っ白になって授業どころではなくなってしまいます。

しかし、Prof. Kimは、これは、crisis managementのよい機会だといって、すぐにスタッフに自分のもっている教科書をコピーさせ、後ほど配布し、授業は、それを使わずに、自分のシラバスを中心に進めました。教科書が違う、どうするみたいなところで3時間の授業の30分くらいは消費していたはずなのに、終わってみると、きちんとスケジュールにそった形で授業が終わっています。授業の進め方の手際のよさに圧巻しましたし、同時に何でも教訓として考える教授の姿勢は見習うべきところだと感じました。

また、decision makingについても、彼の経験を通じて"actually visit and see"の大切さを教えてくれました。例えば中国のshopping mallは、建設するのに5年かかるそうです。彼はそれを自分が取締役になっている会社を通じて話を聞き、また実際に現地を訪れることで体感しています。彼のこうした実体験は、ファイナンスという、授業としてはなかなか実態がわきにくい科目の中で、実際にビジネスでどのように活かされていくのかをイメージする手助けとなってくれました。理論だけではなく、実際のビジネスの現場でどのように使われていくのかを知ることで、自分の現場での比較もできるようになりますし、またファイナンスの授業を面白いと感じることもできました。ファイナンスに限らず実際のビジネスでvisit & seeしてみないと本当に自分の身になったとは言えないということを感じました。


ファイナンス授業の最後に、教授が1998年に起きた韓国の金融危機について話をしてくれました。彼の体験は今までの授業を通じて、非常にためになる話ばかりでしたが、このIMF介入の話題が最も衝撃的でした。韓国人である教授は、IMFが結局韓国を助けるためではなく、韓国をネタにお金を稼いだヘッジファンドや欧米銀行をどう助けるのかということに終始していたことに憤りを感じていました。結局、IMFは韓国ではなく、彼らを助けたいがために介入していると。交渉は、一方的な展開だったそうですが、ある事件をきっかけに話がまとまります。話の展開は意外でしたが、それ以上に教授が主張したかったのは、コンプライアンスでした。1998年の韓国をはじめとするアジアの通貨危機は、ファイナンスの穴をつく、ヘッジファンドの動きで始まりますが、こうした穴に対してきちんとした法整備をしていくべきだという話でした。

今まで授業を通じて学んできたことは、ほんのファイナンスのかじりの部分ですが、その先にあるファイナンスの面白みについて知ることができましたし、ファイナスを今後勉強し続けていくことで、日ごろニュースに出ている金融状況の本質についてきちんと知ることができるようになろうと思うことができました。

なお、今年は米国で相続税が無料になるとのこと。Daughterだけが元financial analystであり、現在AppleでiTuneのマーケティングをしているbusiness woumanということで、彼女だけが自分の資産を有効に活用してくれるだろうと冗談で話をしていました。

中国の初日

中国にきて初日。インターネットに接続してみると、Twitter, facebook, google blogが使えない。。。(ちなみに楽天広場も見られません。)更新が止まりました。僕が見ているほとんどのページの閲覧が検閲によって止められています。仕方がないので、メモ帳に書きだめして、あとでアップロードすることに。

北京にきてまず一番の印象はとにかく人が多い。そして空気が悪い。タクシーのエアコンの調子がわるいので窓を空けていると、ほこりっぽい空気が来て、すぐに喉や手をあらいたくなります。建築ラッシュでばんばんビルを立てている様子が見れるので、そういった建築現場や、工場からの空気の汚染が原因なのでしょう。

1ヶ月ステイする場所は清華大学といって中国でトップ5に入る大学の近くなのですが、空港から行く途中に北京オリンピックの会場を抜けました。オリンピックの周辺は何もかもが綺麗です。建物もモダンな建築が多く、やはり一番印象的なのは鳥の巣のスタジアムですね。

クラスメートからの情報によると、鳥の巣は一つ一つとして同じものがない素材から作られます。つまり素材はマスで一気に作るのではなく、一つ一つ設定を変更する必要があるのです。イメージするだけでも膨大な時間がかかりそうです。それでも中国の膨大な予算によって短期間で作られたのが、あのスタジアムなのだそうです。そう聞くと、なんだか中国のパワーを感じますね。

もう一つパワーを感じたといえば、モーターショウです。ちょうど5/2までの開催なので、いってみました。東京ビッグサイトだか幕張メッセとかでやっているって話は聞いていましたけど、北京の会場はその2つの建物よりも大きな展示場で開催していました。中国の国産からヨーロッパ、アメリカ、日本、韓国のメーカーまでみなさんの規模の大きさに驚かされます。さらにそこに訪れる中国人も、すごい。残念ながらホンダと日産とマツダを見ることができなかったのですが、トヨタやワーゲンでみんなどんどん試乗しています。本気で購入を検討しているような感じがします。さらにヨーロッパの高級車のエリアは、人が多すぎて動けないほどです。ランボルギーニでは、1組の夫婦が購入を考えて中でスタッフとずっと話をしていました。

中国のパワーはすごいってみなさん言いますけど、それを肌身で感じました。人も多ければ、その人のエネルギーもまた強いです。積極的で、時に攻撃的で、でも向上心あふれるようなそんなパワーを感じることができました。韓国から中国にうつって、今まで日本だけでは感じられないようなことを考えることができて、このプログラムに参加したよさを感じることができました。またおいおい中国で感じたことをブログに載せていこうと思います。

不思議な空間、DMZ

韓国のカルチュラルツアーはDMZの訪問でした。朝鮮戦争から50年以上経った今でも、韓国と北朝鮮に分裂されたままですが、その境界線上にDMZがあります。はじめに戦争の様子がなまなましくでている、電車の銃弾の痕跡を見学しました。銃痕が電車の車輪を貫いている跡や、電車の側面を激しく撃たれた跡などがあり、当時の激しさを表していました。

そこから今度は橋を渡り、第3トンネルへ向かいました。朝鮮戦争で壊れた橋を復元したものです。韓国の政治が北朝鮮に対して太陽政策をとっていた頃に復元されたようです。ここからの空間は、今まで過ごしてきた空間よりも若干空気が張り詰めたような雰囲気を感じました。バスで向かっていく途中の景色に、人の姿がほとんどいないので、どことなく物寂しい雰囲気が漂っています。でも、日本の田舎のような温かさを感じることはできず、天候が曇っていたせいもあってなのか、暗い気持ちにさせられます。

見学した第3トンネルとは、北朝鮮がソウルを攻めるために地下にトンネルをつくって韓国領土に潜入しようとした跡地になります。今まで4度、トンネルを作っていましたが、この第3トンネルが一番ソウルに迫った距離に作られており、見学できる場所になっています。写真はとれないので中を見せることはできませんが、地下までもぐると、よくこんなところにトンネルを作るなと思うくらい深いところにありました。ずっと坂を下っていくのでちょっとしたエクササイズです。

次に見学したのは都羅展望台です。展望台からは北朝鮮の街が見えます。川を挟んで数十メートルのところに両国の国旗があり、互いに監視状態となっております。展望台の端からは写真をとることができないのですが、ちょっと離れたところからであれば写真をとることが可能でした。韓国の軍隊もこの展望台では警備が厳しく、ちょっとでも韓国の設備や、写真不許可地域で写真をとった疑いがあると注意されました。戦争の膠着状態を物語っているような重々しい雰囲気を感じられます。(ちょうどこのときは北朝鮮のミサイル問題の疑いがある状態だったので厳しかったのかもしれません。)

最後に見学したのは、都羅山(トラサン)駅と呼ばれる場所です。韓国、ソウルから列車でいくと、北朝鮮の国境手前の駅になります。戦争前は列車がつながっていたようですが、今は北朝鮮の国境前で閉じられており、両国の緊張状態が解けたあとに、北朝鮮とのつながりをまっている駅でもあります。改札口には憲兵が立っていました。また、利用はないのですが、国境らしく税関があったり、乗り場の看板には既に平壌方面の文字があって、平壌まで何キロという表示もあったりしました。

駅の改札には南北鉄道締結後のユーラシア大陸横断鉄道の路線図があり、これによれば、統一後はヨーロッパまで一本の線路でつながることになっています。第3トンネルや都羅展望台とは違って、南北の統一を願って、駅がつながりをまっている雰囲気が、なんとなく希望を感じられました。

日本に住んでいると、なかなか戦争の実態についてわからないことが多いですが、こういうDMZのような地域を訪れることで、よい経験ができました。DMZに入ると、人がほとんどおらず、また、いても軍隊しかいないのでどことなく生活感がなく、温かみを感じません。同じ民族でも国が別れてしまった悲しみを感じることができたと思います。

Samsung、韓国企業の力

Samsungをコーポレートツアーで訪れました。今までSamsungの製品は、実際に見る機会が少なかったので、日本の技術力よりも劣っていると思っていたこと、ただ、雑誌で見る限りシェア1位になっている分野が多いので安さで新興国市場のシェアを奪っているのかと思っていました。
しかし、実際に見て圧巻だったのはSamsungの技術力は日本の電機メーカーを凌駕していると感じられたことです。プラズマテレビは日本のメーカーよりも薄く、大きなものを作れていますし、アバターによって注目されている3Dのテレビも見ることができました。デジタルカメラは、レンズの隣に画面があって、自分をそこからとることができる機能は、マーケットインの発想を感じられるような、よい機能でした。携帯電話はアルマーニとの連携したデザイン携帯だけではなく、カメラの高解像度機能付きだったり、超小型携帯であったりと、日本のメーカーと同等、もしくはそれ以上の製品がリリースされています。日本市場ではなかなかみることはできませんが、グローバルに考えれば、Samsungはもはや世界の名だたる超大型企業だと言うことを改めて感じることができました。

セミコンダクターの高い利益率によって生まれる資金とMBA、理系PhDの積極採用によってR&Dに力をいれるとともに、税金がほとんどかかっていないことによってNet Incomeを十分に蓄えることができています。

ほとんどの業界でグローバル1位を目指していく発表に、日本企業では感じられない、強いエネルギーを感じました。しかし、98年の金融危機から10年での復活、韓国企業はSamsungだけではなく、グローバルを目指し、そこでの利益によってさらなる発展を遂げています。

かたや日本。「ガラパゴス化」といったキーワードを強く感じさせられます。独自の標準によって、外資系企業が参入できない環境をつくりつつも、グローバルに進出できていない。オペレーションの問題がありつつも、それ以上に国内の既得権益の保護のためにグローバル進出に消極的な企業の姿勢が原因ではないかと考えさせられてしまいます。インターネット企業も、国の昔ながらの法律によってわけのわからない制限がかけられています。医薬品の問題にしろ、またe-learningにしろ、未だにインターネットでは制限が掛かっています。隣国韓国の優良企業を見ながら、同時に日本の今後の経済に大きな不安を感じました。

ところで、話はかわりますが、プレゼンの質疑応答では会長の辞任からの復帰の話はうまくかわされ、また、Appleと比較してコピーじゃないかという質問に対しても、無難な回答でたいした情報は得られませんでした。まぁ、そりゃそうですよね。

韓国の文化を通じて感じること

韓国はもともとの人口が少ないという市場の小ささから、世界に対する目の向け方が本当に早いと感じます。例えばKT。(日本で言えばNTTドコモみたいな会社。でも規模は1/3くらい)この間かコーポレートツアーということで会社見学にいってきました。

この会社は通信会社で、規模から考えるとドコモの1/3くらいの大きさですが、海外進出が積極的です。しかもその投資先もロシア、ウズベキスタン、アフリカ、ラテンアメリカ、バングラデシュと新興国というよりエマージングマーケットに近いようなところに投資しています。通信会社の場合、そもそものインフラ設備投資があって、それをベースに投資回収していくので、例えばある程度発展している国の場合、インフラがすでに競合が引いていて、その中で競合に勝っていかなければならず、また逆にまだ発展に時間がかかるような国の場合、インフラの設備投資の回収に時間がかかってしまうといったジレンマが発生してしまいます。KTの場合はワイヤレスの技術によってインフラの設備投資額を減らし、現地法人とのタイアップによって参入を図っているようです。

とはいっても、政府の後押しがあっての投資のような感じもするのでこれから先どうなるかわかりませんが、それでも韓国でのマーケットを大きくしていくというよりも海外展開へ積極的にすすめていくというのは、会社のスピードから考えると日本以上に早い段階で行っているように思えます。この間見学したクラスメートの会社であるCosmaxも同様ですね。

また、wifiの普及率が高いといううれしいことがあります。ミョンドンでの話も書きましたが、通りでwifiに無料でアクセスできてインターネットができるというのは、日本ではできなかったことであり、韓国の普及率の高さを感じました。世界的にインターネットのブロードバンド化の流れの中でいちはやくその流れにのっているように感じます。

そう考えると、世界標準(といいますかアメリカ)からローカル標準になっているのかなと感じることもありました。例えば、車の方向、ハンドルの位置。また、雑誌もアメリカ中心のものがほとんど。おかしのサイズもキングサイズでした。電車のdepositもアメリカであったような。。。定かではありませんのであしからず。

ただ、日本に比べてサービスが悪いなぁと感じることがあって、そういうところは逆に日本の標準レベルが高いせいなのでしょうね。エレベータがぜんぜんこなかったり、タクシーの運転手が普通に乗車拒否をしたり、平気で道を間違ったりと、日本では考えられませんでした。日本ではタクシーにのったら、目的地まではちゃんとたどりつけるけれど、韓国では最後まで大丈夫かな?と心配しながらいて、結局間違ってました、みたいなこともありました。日本のサービスレベルの高さをうかがえました。

2010年5月1日土曜日

会社の話

会社はどこですかと聞かれることがあります。通信会社とか、銀行とかだとわかりやすくて、その後も色々聞かれるのですが、ぼくの場合はそういう話に発展しません。

とりあえず答え方はebayみたいな会社ってことにしていますが、それ以外にもいろんなサービスをしているので、こういうサービスもやっているんだよといいたいのですが、特に興味なく次の話題にいくのでだいたいスキップです。

韓国の方は、楽天の話をすると、野球の話をされることがおおいです。野球が好きなのでしょうか。サッカーのほうが人気があると聞いていますが、それでも隣の国の野球チームの話をしっているというのがすごいですね。岩隈とか知られていますし。

2010年4月25日日曜日

週末ソウル観光(4/24)

翌週もまたソウル観光です。
明洞で驚いたのは、街でwifiにつなげることができたことです。持っていったiPod touchがwifiをひろってくれて普通にアクセスすることができました。空港でもできたのですが、それは空港だから当たり前だと思っていましたが、まさか街でも普通にアクセスできるとは思いませんでした。韓国のブロードバンド普及率の高さを伺えます。


War museum
朝鮮戦争をメインに韓国の歴史記念館になります。学生は無料でした。博物館の前に大きな兵士の銅像があります。その裏に時計台があるのですが、朝鮮戦争の始まった時間で時計の針が止まっています。再び統一する願いを込めて、この時計の針を動かすことを願って立てられていました。

1950年というと、今から60年前ですが、その時の戦争の様子が映像とともに見ることができます。歴史の授業で学んではいましたが、まざまざとその戦争の様子を動画で見せられるとぞっとします。当初韓国は北朝鮮に対して圧倒的に軍事力で負けていました。戦争が始まってわずか3日間でソウルが陥落してしまいます。2ヶ月で釜山とその周りのみまで攻め込まれます。その後、国連軍、米軍の助けを借り、仁川上陸作戦の元、ソウルを奪還すると今度はわずか2週間で北朝鮮の北部まで攻めいります。戦争が始まって3ヶ月で朝鮮半島全土が戦場と化していました。中国軍の介入により38度線で膠着状態となり、53年に休戦協定が結ばれていますが、そのわずか3年の間で学生が戦争に参加したり、捕虜開放の交渉が行われたり、その当時でも、また現在に続いて悲劇的な出来事が起こった様子がうかがえました。来週に今度はDMZに行きますので、それでまたこの悲劇的な戦争について知ることができると思います。普段だとなかなか気がつかない戦争の様子をこうした記念館によって知ることができるのでよい機会になりました。



梨泰院
外国人がおおい街です。ショッピングタウンとしては明洞ほど大きくありませんが、それでも海外のスポーツブランドや皮製品のお店がおおくありました。立ち寄ったイタリアンレストランでも流暢にスタッフのかたが英語を話されていましたし、ほかの街にくらべてずいぶんとアメリカナイズドされている印象です。イタリアンレストランはワインが少々高いものの、パスタとデザートは美味しかったです。やはり韓国でも料理はバラエティ豊かにほしいですね。 

週末ソウル観光(4/18)

週末にソウル観光をしてきました。
明洞(MyeongDong)
イメージとしては新宿っぽいです。ロッテデパートのような大きな免税店とともに、ストリートに多数あるショッピングタウンです。ユニクロやH&Mなども出店していてたくさんの人でごった返しています。若干観光客が多いイメージです。

明洞から仁寺洞へ向かう途中にあるstreamがありました。都会に流れるリラックスできる川のほとりで、川沿いを歩くと都会の喧騒から離れることができます。川は車道よりも一段低いところにあるので、下で川を歩いていると、都会の街並みが視界から消えます。ちょうどいい散歩コースですね。


仁寺洞(InSaDong)
韓国の陶磁器と現代アートが交わるアーティスティックな街でした。陶磁器は若干観光客向けのようなイメージでしたが、その近くにあるレストランと、ちょっとおしゃれなアート屋さんはけっこう楽しめます。美大出身のデザイナーがつくったようなジュエリーや皮製品がたくさんあるモールみたいなところもあって、ウィンドウショッピングできます。

明知(Myongji)
明知大学の街並みなので大学っぽいイメージもありつつも、ちょっとそこから歩くとおしゃれなカフェが多数ある魅力的な街でした。クラスメートもその近くに住んでいるということでなんともうらやましい。カフェプラハというカフェはプラハにある教会のイメージをそのままにカフェに仕立てているので、中世ヨーロッパの雰囲気を漂わせています。ほかにも、コンクリート打ちっぱなしのようなところもあれば、ワインバーのようなおしゃれなところもあり、ちょっとセンスのいい居酒屋のようなところもあったりと、どこの店もおしゃれです。もし機会があれば、ぜひ入ってみたいですね。

夕食後にさくらをみる機会がありました。その際に韓国にも春にさくらをみる習慣があるということをはじめて知りました。韓国のさくらはまだ若いものが多く、多くは枝が細いので満開でもさくらが一面に広がらないけれども、ここのさくら並木は有名なだけあって、おおぶりなさくらの並木が一面ライトアップされていました。ライトアップしている光に応じて薄ピンクの桜が白や赤や青や緑とグラデーションされていました。日本だと本来の桜の色を楽しむためにライトアップを補完的に使っているような印象がありますが、韓国では、桜にさらに味付けするためにライトアップをしているような印象です。日本ではあまりみられないさくらのライトアップです。東京で花見を楽しめなかったけれども、ソウルでちょっと遅めの花見を楽しむことができました。ただ、韓国人の花見は日本人とちがって外でお酒をのむということがあまりなく、、、花より団子の私としては楽しさ半分といったところでしょうか。

またしても韓国のクラスメートのお世話になりっぱなしでした。次はどこに行きたいとか食べたいものはあるのかとか、常に気にかけてくれます。韓国のホスピタリティって一言で言えば、こうした気の利かせ方がだいぶまめだということなんだと思います。

2010年4月23日金曜日

勉強熱心なクラスメート

GMBAの学生たちと一緒にいてまず思うのは、彼らは勉強熱心でよく覚えているなぁという点です。勉強熱心と言う言葉が正しいのかどうかはわかりません。ただ、積極的にいろんなことを覚えていこうという姿勢は見習わなければいけません。

韓国人も、台湾人も、タイ人も日本語をよく知っています。しかもその語彙が増えていっているのがすごい。日本人が話していることや、目にする光景からどんどん吸収していきます。自分が韓国や台湾やタイのことを知らなすぎるなと感じてしまうほどです。

それぞれのお国柄の特徴もあるのかなと最近思っています。
タイの方はもともとからビジネスのメジャーをとっていて、それでそれをさらに高めるためにきている方がおおいように思われます。そもそもの地頭がよく、いままで統計とミクロ経済の授業をやりましたが、ともにもともとの基礎があって、それいてさらに勉強するのでできている印象です。

かたや韓国グループは、努力していい成績を収めているというひとが多いように思われます。(すべてがそうではありませんが)深夜の3時とかでもクラスルームに5~6名以上残っていたり、テスト前日は徹夜したりして勉強している様子が見受けられました。

その中で、日本人グループはどちらかというと韓国グループににているのかもしれないですね。もっと勉強しなければという気にさせられるのでいい効果です。

2010年4月20日火曜日

綱引きの勝ち方

あまりにチームアクティビティが活発なものなので、綱引きの必勝法を調べてしまいました。
http://www.tugofwar.jp/undoukai.html

意外だったのは、

◎基本的には、前から背の高い順に並ぶ
今まで背の高い人が一番後ろにいたほうが強いと思っていました。どうやら前後の身長差があると力が分散してしまうようです。

◎右利きの人はロープの左側、左利きの人はロープの右側に並ぶ
完全に逆に思っていました。右利きなので、ロープの右側にいたほうが引きやすい気がしていました。


◎空を見て引く!
結局これがいい体勢となって、力が綱に十分につたわるようです。即効性があって、なおかつ即興でやらなければならないときにはこれに限りますね。

こんなこつで今度は勝ちに行きたいですね。こんなことを調べている時点で自分も負けず嫌いなんだなとつくづく感じてしまいました。

韓国リゾート体験

4/16-4/17と韓国のリゾートにステイしました。クラスメートが会員制のリゾートの会員になっているようで、おかげで80%オフという格安な価格でステイできることができました。ちょうどこの2日間は4月とは思えないくらいの寒さで、ジャケットとジーパン姿では寒くてなにもしたくなかったのですが、その中で午後からビーチでちょっとしたアクティビティをしました。

ようは会社の運動会みたいな感じで、2人3脚だったり、綱引きだったりするわけですが、クラスメートはだいたい負けず嫌いなので、どんなに単純なゲームでもみんな真剣なわけです。独自の戦略をグループに打ち出して、それを推し進める人もいれば、ある程度意見をまとめてグループ内の意思疎通をきちんととるやつもいれば、とりあえずそれをまっているやつなど、だいたい私はまっている方なんですが。(どうしてもそういうのに控えめになってしまうタイプなのです。)ちょっとしたアクティビティでしたが、クラスメートの性格もわかって楽しい運動になりました。

また、このリゾートには日本でいうところの銭湯+プール付きのスパのようなものがあって、風呂好きの日本人には大変好評でした。韓国セッションの住まいはシャワーしかないので久しぶりに肩までつかれるお風呂に入れました。夕飯には刺身がでたり、その後の飲み会では貝焼きがでたりとシーフード三昧でした。今まで野菜とご飯以外はカルビやブルコギなど肉が中心だったので、シーフードが堪能できたのはよかったです。特にここの貝焼きは、炭火に網で焼いたものをそのまま食べるので、磯の香りを味わいつつ食べることができました。

リゾートは島にあって、そこを橋で結んでいるのですが、リゾートから帰るときにその橋の両脇で埋立工事を進めていました。船を船舶させるような場所のようなものもあったので商用になにかつかうのかと思いますが、リゾートの周辺の開発もどんどんとすすめられているようです。空港の近くも同様に工事がおこなわれていたので、韓国はまだ発展の途上にあるような様子が伺えました。

2010年4月17日土曜日

time series model

統計の授業でmultiple regressionの時に学んだtime series modelという手法が今までオークションの部門にいたときに懸念となっていたトレンドを読むという方法を解決してくれそうでした。

http://en.wikipedia.org/wiki/Time_series

time series modelでは、いくつかのindependent variableに時間の概念をいれて相関をとることで、regressionのviolationになりそうなautocorrelationやheteroskedasticityを解決してくれます。

例えば、売上とプロモーションの関係をみるときに単純に同じ日数で比べてしまっては相関がないように思われます。直感で考えればプロモーションは少し日数が経過したあとに売上に紐づくからです。そのため、プロモーションのトレンドを1日ずらし、2日ずらし、3日ずらしと何日かずらしたもので、いっぺんにmultiple regressionをかけてみます。その中でp-valueでイレギュラーなものが発生していないものを採用することで、プロモーションコストが売上の何日目にどのくらいインパクトを与えてくれるのか見ることができます。

しかしここでもしresidual plotにautocorrelationの要素が発生していたら、同様に、今度は売上も1日ずらし、2日ずらし、3日ずらしでみてみます。商品を購入した顧客のクチコミ効果のようなものが発生していれば、今日購入した顧客がクチコミによって2日後に購入する顧客にインパクトを与えている可能性があります。

さらに時間の経過日数もindependent variableにいれてみることで、長期トレンドとして上昇基調や下降基調にある売上傾向をvariableとして読むことができます。

いままで統計の勉強、regressionの勉強をしていましたが、time series modelを学んで、マーケティングにどういかしていったらいいのかがわかった気がします。たくさんのデータからどうやって数字を読み込んでいくのか、直感とともに、ロジックをexcelに反映させていく考え方を少し学んだ気がします。

2010年4月13日火曜日

cosmax見学

CosmaxというクラスメートBJの親が経営している会社に行きました。Cosmaxは1992年に設立した化粧品の会社で、J&Jやshuuemuraなどに製品を提供している会社です。会社の規模は300人で、年商が約100億円、2006年に韓国の証券取引所に上場しています。

300人の規模のうちほとんどがR&D(92人)とProduction(130人程度)の部門に配属されていて、会社の強みとしてはR&Dだと社長が言っていました。

今回は見学ということで製品の品質管理と製品開発、製品ラインを見せていただけました。毎年1500製品の新しい商品を開発し、それを60ある製品ラインに乗せて製造しています。

見学の過程では、GembaとかKaizenとかオペレーションの改善に向けたトヨタ式の取り組みが壁にはってありました。製造過程には、余剰在庫がおいてあったり、製造プロセスをもう少し早くできるような改善が素人目からもわかりましたが、こうしたKaizenの取り組みによって、オペレーションが徐々に改善されていく様子が伺えました。

一番驚いたのは、グローバルへの意識の高さです。社長のQ&Aセッションの中でも、韓国のマーケットは規模が小さいため、今後はグローバルに製品の開発と製造を行って行くといってました。現在上海に進出しているほか、インドネシアやアメリカにも検討しているようです。

グローバルな展開をしていくスピードが、会社の規模から考えると日本よりもぜんぜん早いのですが、300人くらいの規模の会社なのにマネージャーレベルは普通にあいさつ程度、もしくは人によってはプレゼンテーションができるレベルで英語が話せるのでコミュニケーションには問題ないんだと思います。

あとは、会社の強みであるR&Dをいかに強化しながら、同じ企業文化をグローバルに展開させていくことが今後の課題なのかと感じました。普段はあまり製造会社を見学するような機会がないうえに、日本ではなく韓国の中小企業を見学できたことは貴重な体験ができたと思っています。

http://www.cosmax.com/

2010年4月12日月曜日

韓国人のホスピタリティ

韓国人のホスピタリティはすごいです。授業初日に、バラの花とともにメッセージカードをもらいました。日本で、逆の立場だったら、バラの花をクラスメートにあげるなんて恥ずかしくてできないことです。Manitoと呼ばれるお助けマンを外国人各々にセッティングしてもらい、なにかわからないことがあればManitoにきけるような心遣いを受けました。僕にもManitoがいて、何かわからないことがないか、とか夕飯に美味しいカルビを紹介してくれたりと毎日気をかけていただいています。

また、最初の週末は、ドミトリーの地下にあるバレーボールコートで(この場所はLIGという会社のトレーニングセンターで、この施設にLIGがもつプロバレーボールチームが練習をしているのです。)、韓国人主催のちょっとしたゲームをしました。どうやら仕切り役のクラスメートは会社でも同じようなことをしたことがあるようで、手際よくゲームの進行をしていました。ゲームとはいえ、競争ごとにはみなさん真剣にやるので、最後はけっこうもりあがっておわりました。残念ながらチームとしてはまけてしまいましたが、普段は勉強しかしていないので、いい運動になりましたし、何よりチームとしての結束が強まりました。

卒業生の方からの情報で、韓国人も日本人同様、お酒を飲むことで友情を深めるという文化があると聞いていましたが、たしかにそのとおりで公式にも非公式にも飲み会が行われています。そうした飲み会で、今度家にきて、家庭料理を味わってほしいとか、夕食時にクラスメートの奥さんがぼくらのために夕食を作ってくれてきたりとかしれくれました。本当にこのもてなしの仕方は、すごいなぁと感動します。

Suwon, Seoulのおいしい食事

到着初日にSuwonの街を散歩してみました。1件、行列のできている餃子屋がありました。あとになって行ってみましたが、おいしい。揚げ餃子と蒸した餃子がありましたが、両方とも日本のおいしい餃子とほとんど変わりません。特に揚げ餃子は、日本でたべた餃子よりも断然こっちのほうがおいしいと思います。しかし、一緒に注文したビビン麺がめちゃめちゃ辛い。辛さが3段階あって、2番目のものを注文しましたが、今まで食べた食事の中で一番辛い食べ物を食べた気がします。クラスメートの韓国人ががんばって食べているのを見ながら、自分も少し協力せねばと思いましたが、2皿(といってもはしで5回くらいつまんだ程度)がやっとでした。唐辛子の辛さがハンパないです。

また、Suwonの街はカルビとしても有名らしいのですが、授業がはじまってまもなく有名なカルビ屋さんにつれていってもらいました。あまり焼肉をたべないのですが、そこのカルビはほんとにおいしかったです。日本のカルビよりも若干ロースに近いのでしょうか、普段日本でカルビをたべるとだいたい1皿食べられずに、油でギブアップしていましたが、Suwonで食べたカルビは3皿くらいまでいけました。味は日本の方が好きですが、それでも韓国のおいしいカルビを食べることができました。

授業がはじまった最初の週末にソウルのハンナン地域につれていってもらいました。そこでたべたサムゲタンが、ほんとおいしかったです。韓国で食べたもののなかで今のところベスト1はサムゲタンです。おそらく有名な鶏をつかっているんだとおもいます。スープにはいっている鶏肉が固くならずに、柔らかいままで食べられます。また中に入っているお米も十分に味付けされていて、くりやぎんなんなどといっしょにおこわのような感じで食べられます。それとともに美味しいのがスープです。スープはおそらくたくさんのベースとなる食材とともにつくられていて、それと朝鮮人参のほどよい香りが鶏肉とお米を調和させてくれています。鶏肉だけでも、お米だけでも美味しいのですが、このスープがすごいんだと思います。

2010年4月1日木曜日

休暇そろそろ終了

日本セッションが終わり、韓国セッションまでの3月24日から4月4日までは、休暇です。この休暇中にいろいろと準備をしていました。

アメリカビザ
子供のいる私は、アメリカビザの面接が大変でした。はじめに代理店を使わなかった私は、最後に書類が正しいのか不安だったために、最終的にはJTBのビザサポートに特別に見てもらいました。(有料で)でも、考えてみれば、はじめから代理店に頼んだ方が楽だったと思います。もしくは、日本セッションが始まる前に面接を済ますスケジュールで前もってやるのであれば、自分だけでやってもよかったと思います。スケジュールとしてぎりぎりだったので、間違えは避けねばというところから最終的に代理店にしました。

ビザの面接では、マツコ・デラックスのような受付の方にいくつか書類を手直しされたものの、結局無事に通過しました。個人でされる方は、プリントアウトした時の書類でバーコードがきちんとプリントアウトできているか確認した方が良いと思います。また、写真の背景も注意です。でも、これは大使館にあるインスタントの写真で再度つくれますので、問題なしです。

実際の面接は、私が留学の目的、向こうで仕事をするのかどうか、といった内容をきかれただけで、途中で子どもが騒いでしまったので、面接の方ももういいよといって、結局妻はなにも聞かれずに終わってしまいました。正味10分くらいのために、40~50分ちかく並んで待ってました。しかも雨だったので大変でした。


エアラインチケット
JTBの担当者がぜんぜんいけていないので苦労しました。そもそも旅行にあまり行かないので旅行チケットがどういう仕組なのかわかっておらず、言われるがままに聞いていましたが、事前にいろいろと調べた方がよいとおもいます。

中国セッションの終わりに、上海万博が開幕するので、見に行くことにしました。別途ご紹介します。今から楽しみです。

2010年3月29日月曜日

course bidding result

日本セッションがおわってまもなく、course biddingの結果がでました。希望した科目はすべてとれたのでよかったのですが、一番人気のC.K. Praharad教授の授業は500点以上のbidが必要で、550点いれた私はぎりぎりとれた印象でした。授業の期待があるものの、それでも高すぎですね。秋からの授業が楽しみです。

秋学期の授業はこんな感じです。social  businessに寄せてみましたが、授業に出てみてから考えたいと思っています。


Business Strategy Base of Pyramid
Introduction to Microfinance
Solving Social Problem Entreprenuer
Special Topics (Prahalad,Coimbatore K)

Intellectual Property Law
The World Economy
Financial Statement Analysis
Entrepreneurship Via Acquisitions
Valuation

3/23-3/24 日本 cultural tour in Nikko




3月23日から24日で日光ツアーにいきましたので、その写真を共有しました。日光金谷ホテルで昼食後、日光東照宮を見学、2日目は、中禅寺湖と華厳の滝を見学しました。

日光東照宮は、まだ改装中ではあるものの、昔にくらべて壁や屋根が綺麗になっていました。完全な形でみられるのはもう少し先になりそうです。それでも、当時の豪華絢爛なイメージが想像できるので、みなさんに大好評でした。

宿泊したホテルでは、日本人の宴会芸を披露しました。二人羽織やバット回しなど、典型的日本人芸で楽しい会になりました。

2010年3月20日土曜日

Asahikasei Homes corporate tour



3/5に旭化成を訪問した時の写真をアップロードしました。


この日はProf.Prisの誕生日でしたので、サプライズパーティでお祝いしました。


3/4に誕生日だったJamesから、みんなsoulmateだということばで盛り上がり、最後に記念撮影。

kick off GMBA Japan session


遅くなりましたが、GMBA Japan sessionが始まった時の記念写真をアップロードしました。

2010年3月15日月曜日

Fall course

本日は秋のcourseを決めました。ミシガンでは、course biddingというやり方で、取りたい授業に自分の持ち点をbidするやり方をします。持ち点1000点で、授業によっては、400点以上bidしなければならないものもあります。卒業生の話では、そこまでシリアスにならなくてもよいということでしたので、気軽に授業を決めましたが、自分で取りたい授業が多く、この手の作業は、どちらかというと、何をとらなくても言いかを考える作業でした。

自分の場合、social businessに興味があったので、ソレ系の授業ばっかりをとっていましたが、それ以外にも興味のある授業がでてきたり、そもそもsocial business系ですでにその期の授業上限を超えていて、大変でした。

とりあえず本命は、Finance, Strategyに絞ったので、これであとはbid結果をまって決めたいと思います。

communication management

先週でcommunication managementのクラスが終了しました。
最初の1週間でwritingについて講義を受け、次の1週間はspeakingということで、プレゼンテーションの講義でした。プレゼンテーションでは、以前communication managementででてきた、「Competing Values」の考え方にそったプレゼンテーションをおこなうというお題のもとでの授業です。

competing valuesは4つの軸に分かれます。それぞれ、どんなcommunicationを行えば、相手にきちんと自分の意図を伝えられるか、その伝える意図に基づいてcommunicationのタイプを選択し、そのタイプにそった情報の伝達が求められます。

4つの軸それぞれに必要とする特性があり、4つあわせて12の特性をもちます。例えば、informationalなcommunicationであれば、論理性という特性が必要だとか。

1.informational
informationalは、具体的なインストラクションであったり、何かを説明するときに必要となるcommunicationです。idea50%、supporting idea 50%で伝達します。より相手に何をもとめるのか、その具体的な内容を伝える事が必要です。

2.promotional
何かのアイデアやサービス、商品を相手に伝え、納得してもらうことが必要なときに使うcommunicationです。claim20%、data80%、要は1つのアイデアに対して3つのsupporting dataを用意して相手に伝えましょう、ということです。

3.transformational
相手のmindsetを変えるようなcommunicationです。マーティンルーサーキングのI have a dreamのようなスピーチが代表的な例です。

4.relational
相手との関係をより親密な関係になるようなコミュニケーション方法です。

通常はこの4つのコミュニケーション方法を組み合わせたやりかたで仕事をするのだと思いますが、1つ1つに絞って行うことで、より1つ1つのskillに必要なやり方を学ぶことができたと思っています。

2010年3月8日月曜日

コミュニケーション マネジメント その2

また、各トピックスごとに話をブレークダウンしていくと、まず、other-centerednessということでstructureの話があります。

well-structuredのための3つのポイント
①advanced organizer
きちんとwell-organizedされた文章を作っているか、例えば、ヘッドラインとアジェンダと順番があっているのか、フォントサイズがそれぞれのヘッドラインで異なっていないかと言うことになります。

②FL/BL
結論が前から先か、あとにでてくるかということです。
通常前に結論を持ってきた方がいいですが、あとのほうがいいのは、込み入った複雑な話の展開をきちんと説明してから結論を持ってきた方がいいとか、そういう話です。

③coherence
話に一貫性があるのかということです。

また、attention curveという考え方があります。
ようは話のはじめはコミュニケーションの受信者の意識は高いけれども、中盤になるとがくっとさがって、最後にふっと浮くという流れを辿ります。話の中盤に重要な話をしても、結局、伝わらなかったと言う場合は、attentionがなかったから、と言うことが考えられます。

コンテンツの中身は大きく分けると、ideaとsupportにわかれます。
アイデアは何らかの意見だったり、推薦だったり、評価だったり、一言でつたえるようなものです。それをサポートするアイデアがほかにあります。統計的なデータだったり、だれか有名な人の意見だったり、また自分の経験みたいなものも含まれます。こういうサポートアイデアは、1つのアイデアに対して3つあるとよい、rule of 3というものもあります。

また、使う表現もいくつかパターンがあります。

1.active / passive
受動態のような表現だとpassiveになります。passiveがより客観的、activeがより主観的な考え方になります。

2.modal verbs
might, may, couldは表現を婉曲して伝えるため、あまりダイレクトにメッセージが伝わりません。逆にshould, must, willは自分の意見をはっきりと伝えることになります。

3.level of formality
フォーマルな表現を使えば、よりシリアスな話になるし、そうでなければ、もっと個人的なactiveな表現になります。

4.negative / positive
negativeな話は過去を中心とした表現になっていて、positiveは今や未来の話をする場合が多いです。

コミュニケーション マネジメント

コミュニケーションマネジメントとは、コミュニケーションを通じて発生するテキストをマネジメントする、ということになります。テキストといっても、口頭で伝えたり、何か書いて伝えたり、またそれがはっきりとした言葉としてでてくるものから、そうでないものまで様々です。

このコミュニケーションマネジメントをうまくする5つの側面があります。
①other centeredness
自分、自分で話すのではなく、相手が必要とする情報を的確に伝えることが重要になります。コミュニケーションを受け取る相手の気持ちにたってコミュニケーションを伝えるべきだ、ということです。

②cultural intelligence
文化的な認識だったり、文化としてどうやってモチベーションが生まれるのかが違っていたり、また態度も変わります。そういうことを考慮しているかどうかということになります。

③International business english
ビジネス英語は通常の英語とちがって、ビジネスに主眼を置いています。文法的に正しい英語を使うのではなく、相手に伝えて、ビジネスとして成立することのほうに主眼が行きます。

④organizational voice
会社に会社の人間にしかわからないような用語があるように、そういった専門用語を使うか、使わないか、そういった側面で考えているかどうかと言うことです。

⑤competing value
4つのコミュニケーションタイプと12個のキャラクターで自分のコミュニケーションの特徴を分析したり、伝えるときに、何に主眼をおいて伝えたらいいのかを考えます。これは別途分けて考えた方がよさそうですね。

クラスディスカッション

GMBAはグループワークが多いです。今回、communication managementのクラスの場合、presentationの練習のような課題になります。ケースを読んで、そのケースを分析し、その分析をどうやって相手に伝えるのか、それを決めるのに4人のメンバーのそれぞれのキャラクターがでます。GMBAの場合はアジアの人しかいないので自ずと考え方が似ているのでまとめやすいと思うのですが、それでも人それぞれにこだわりがあるので、それを正しい方向に向かっていくことが大変である。しかもその正しい方向というのが、あっているのかどうかの自信がないなかで。

例えば、2人意見が違っている場合があります。それぞれに文章の解釈が異なるので、プレゼンのやり方がことなる。一方はもっと細かい内容まで詰めていった方がいいといい、もう一方は、いや、もっとコンセプチュアルなアイデアをemotionalに伝えた方がいいということで意見がわかれます。

どっちが正しいのか、どっちが正しくないのか、と言うこともありますが、そのためにどっちがその意見に対してしっかりとしたサポートアイデアをもとに伝えられるかということはもちろん大切です。

しかし、答えの出にくいような課題の場合、どちらも正しいので、それをミックスしたよりよいプレゼンはないのかということを考えて、出していきたいと言うのが自分のスタイルです。

なかなか聞き取れないところもある中で、ディスカッションを通じたよりよい経験をしていきたいです。

2010年2月28日日曜日

日本と韓国の似ているところ、違うところ

今日はGMBAの学生たちと一緒に東京ツアーを企画しました。浅草の浅草寺でみんなで集まったあとに、3つのグループに別れて東京観光です。私のグループは秋葉原ツアー。ホビーショップや、メイドカフェなどをめぐりました。

メイドカフェは初めて入りましたが、あの独特な雰囲気はたしかにはまる人ははまるなぁと感じます。お気に入りのメイドと一緒にちょっと恥ずかしそうに呪文を唱えたり、(おいしくな~れ、ぴぴぴみたいな感じです)写真をとったり、お話できるので、けっこう楽しかったです。我々がはいったメイドカフェも、行列ができて外で待っている人まで出ていました。

今回のグループは韓国人が多かったのですが、日本と韓国って似ているなぁと思いました。

有名な占い師が人気だったり、イタコさんのような人がいたり。メイドカフェみたいなものはどうやらないらしいのですが、ホビーショップのようなお店は一時期ブームだったようで、そういうお店は韓国にもあるらしいです。キャバクラもサロンという名前で存在しているようで、どことなく文化的に似ているところは多いんだなと改めて感じました。メディア関係のひとはサロンをビジネスライクに使うと言うのもどことなく似ています。

また、ソウルの住宅事情は東京とにているようで、家族共働きでないと、なかなか都会にすめなかったり、年金なんかも若い世代から考えると、もらえることは期待していなく、政府の税金みたいなもんだという話も、一緒ですね。

今まで韓国って言葉もよく分からないし、近くて遠い存在でしたが、なんとなく親近感がわきました。


逆に韓国と日本にギャップを感じたのは、ホスピタリティでした。韓国人は本当に相手のことを考えて話をしたり、行動してくれていて、それが本当に感動します。今回のツアーは我々日本人が企画しましたが、その企画に対して何度も感謝の気持ちを表わしていただきました。また、何かあると、大丈夫か?と心配してくれたり、ちょっとつかれているとねぎらいの言葉をかけてくれたりと、日本人って今までサービスがいいと思っていましたが、友達同士の関係はもしかしたら、韓国人同士の方がホスピタリティあふれた強い関係のような気がしました。

2010年2月23日火曜日

Powerpointの使い方

clear & simpleが基本。1つのスライドにアイデアは1つ。

graphやimageを見せる。textはpresenterが説明していく。そうしないと、audienceは話を聞くのではなく、スライドを読むことに集中してしまう。あくまで説明の内容を聞いてもらうことが主軸。audienceにimpactをもってもらえるような内容を準備しておく。

catch audience's interest.
game showの説明がモデルとしてよい。

Reading Strategy

reading typeを把握する。

essay型
essayはintroductionがあり、body、conlcusionと進む。main ideaをつかむためには、最後のconclusionが極めて重要。

news型
newsははじめにすべてが書かれている。general ideaをより詳細に細かく書きながらもideaはrepeatしている。

blended型
introductionがあり、そこからexplanationが進むが、ideaもどんどん広がっていったり、変容したりしていく。

基本的なアプローチ
1.survey
何ページ?どのくらいのトピックス量?
ヘッドライン、図表には何が書かれている?
何型のreadingなのか?
2.skim make questions
don't read, think!
3.read, recite, review
  take notes

presentationの考え

プレゼンテーションは、木のようだという考え方がある。

根:準備
根は普通土にうもれているため、見えない。準備も同様に見えないところで準備が必要である。根がしっかりしていないとその上の木は大きく育たない。同様にプレゼンテーションも準備がしっかりしていないと、十分な説明ができない。

幹:one main idea
プレゼンテーションで伝えたいことは、つきつめればたった1つになるはずである。何を伝えたいのか、それがはっきりわからないといけない。幹が何本もある木なんて存在しない。

枝:main ideaを支える説明
1つのアイデアを支えるいくつか(通常3つくらいが適当)のロジックがある。good side, bad side, between the twoの3つくらいのアイデアをもとにmain ideaを支えるとしっかりとした木になる。

葉:message
説明をさらに補う、事例とか事実など。サポートとして載せていく。

Negotiationとは?

バーターという考え方。相手にメリット、needsがあるようなことを伝えて、その代わりにこちらの要望を聞いてもらう。あくまでwin-winのrelationshipが基本。相手のメリットを考える上での2つのアプローチ。
 helpful to my company
 short / long profitability (use a big picture)

説明する内容はbe specificに。

1. systematic
  1. greetings
  2. set a purpose / goal
  3. agenda (critical!)
  4. meeting itself (going through with agenda / step by step)
  5. review / confirm
     WHO / WHEN / WHAT (next homework)
  6. closing

2. elements
  1. Divide people with problem. 人を攻撃しない。問題を対象とする。
  2. Options (to solve the problem, create (recognize) options)
  3. Objective criteria
     (based on legal, cotract, engineer specification, safe / unsafe things)
  4. Interest vs Positions
     Interest is purpose. (to solve the problem)
     Position is that I want to do this way.
     Interestで考えると、opitionを生む。

Discussionの考え方

そもそもdiscussionとはcrush rocksみたいなもの。お互いの意見をぶつけることによって、石を磨き上げていく作業である。cruch rocks and produce a spark.

また、人について議論するのではなく、人が出したアイデアに対して議論をするべきである。人について議論すれば、喧嘩になる。

role of social obligation
自分が人と異なった意見を持っていたら言うのが礼儀。

適切なディスカッションをしていくために相手の意見を2つのアプローチで考えていく。
1.think about disagree
  Does it have insufficient points?
   cover all points?
  is it completely diffrent?

2.think about agree in different reasons
  Different points collaboration
  cover all points?


Whs(Why, How, Where, When, What, Who)を多様する。

good explanation

説明をうまくするための3つの順番
1.context (intro)
2.content (body)
3.conclusion

1.contextは、一般的な状況、背景、導入の始まり。

2.contentは説明の内容。具体例をいれる。仮にそこで評価をする内容の場合は、2つの

アプローチを検討しておく。
1.good opinion
2.bad opinion

3.conclusionは、最後にまた自分の意見を述べる。


compare & contrast structure
上記の3つの流れに沿って、1つのモデル説明の方法。説明する内容と何かモデルとなるようなものを比較、対照して説明していく。

1.説明するものの簡潔な定義、またモデルとなるものの説明
  ex) southwest航空の説明、よい航空会社の条件(3つくらい)
2.Theme -> data -> conclusion
  ex)southwest航空がよい航空会社か条件にそって比較、検討していく
3.conclusion
  even though (despite with) ...(opposite point),
  reasons..., conclusion.

日本とアメリカのコーポレート・ガバナンスの違い

ミシガン大学のオリエンテーションで日本とアメリカのコーポレート・ガバナンスの違いについて講義をうけた。アメリカと日本のガバナンスの違いは、アメリカの場合、取締役に社外の方が多く、取締役会にて執行役の牽制がきいているとのことだという。日本の場合は、取締役と執行役員が同じ人が担当し、また、取締役会も社内の取締役がマジョリティを占めるため社内の意図をそのままに執行しやすい。

しかし、いくら取締役が社外が多くても、社内から稟議としてあげられる資料は、決議をしやすいように見せ方を変えられるし、社外取締役であればなおのこと、社内の状況を判断できないのではないかという意見がある。さらにいえば、社外取締役であれば、その会社に対するコミットメントも弱いし、適切な判断ができているとは考えにくい。取締役会が社内のメンバーだけで決議されてしまうことも問題であると思うが、かといって社外を多く抱える取締役会も適切な会社運営ができるかどうかは疑問である。

社内で取締役を占めれば、スピーディな経営判断ができるし、社外が多くいる取締役会であれば、より幅広い意見を取り入れやすいと思う。どっちがよい、というよりも会社の成長スピードにそって取り入れるということがよいのだろうか。成長期であればスピーディな経営判断を必要とするだろうし、成熟期から衰退期になる状況であれば、より幅広い意見を求めて、会社に新しいアイデアを取り入れる必要もあるだろう。

なんとなく、講義を聞きながらそんなことを思った。ミシガンにいったらまたこういうガバナンスの講義はやるだろうから、もう少し考えも深められるかもしれない。

2010年2月19日金曜日

The N-11: More Than an Acronym

I read this article and here is my note.


The evaluation of N-11 countries is based on GES. The GES measures 13 components: inflation, government deficit, external debt, investment, openness, schooling, life expectancy, political stability, rule of law, corruption, PCs, telephones and Internet.

First, the N-11 average points have already exceeded the BRICs average. As noted by GS, the GES does not capture all aspects of a country's performance. However, it is strange that the GES points for N-11 are more than those of BRICs while the GDP of N-11 is less than that of BRICs.

Second, the way of choosing N-11 is disputable. First, the GES of Korea is too high compared with other N-11 countries. I think that Korea should be included in the N-11 countries but located   between BRICs and N-11. Second, I also wonder why the South Africa is not included in the N-11. South Africa has a good possibility of their increasing their economies. When the FIFA world cup is held in South Africa in 2010, much foreign currency will flow into South Africa.