2010年6月1日火曜日

韓国の文化を通じて感じること

韓国はもともとの人口が少ないという市場の小ささから、世界に対する目の向け方が本当に早いと感じます。例えばKT。(日本で言えばNTTドコモみたいな会社。でも規模は1/3くらい)この間かコーポレートツアーということで会社見学にいってきました。

この会社は通信会社で、規模から考えるとドコモの1/3くらいの大きさですが、海外進出が積極的です。しかもその投資先もロシア、ウズベキスタン、アフリカ、ラテンアメリカ、バングラデシュと新興国というよりエマージングマーケットに近いようなところに投資しています。通信会社の場合、そもそものインフラ設備投資があって、それをベースに投資回収していくので、例えばある程度発展している国の場合、インフラがすでに競合が引いていて、その中で競合に勝っていかなければならず、また逆にまだ発展に時間がかかるような国の場合、インフラの設備投資の回収に時間がかかってしまうといったジレンマが発生してしまいます。KTの場合はワイヤレスの技術によってインフラの設備投資額を減らし、現地法人とのタイアップによって参入を図っているようです。

とはいっても、政府の後押しがあっての投資のような感じもするのでこれから先どうなるかわかりませんが、それでも韓国でのマーケットを大きくしていくというよりも海外展開へ積極的にすすめていくというのは、会社のスピードから考えると日本以上に早い段階で行っているように思えます。この間見学したクラスメートの会社であるCosmaxも同様ですね。

また、wifiの普及率が高いといううれしいことがあります。ミョンドンでの話も書きましたが、通りでwifiに無料でアクセスできてインターネットができるというのは、日本ではできなかったことであり、韓国の普及率の高さを感じました。世界的にインターネットのブロードバンド化の流れの中でいちはやくその流れにのっているように感じます。

そう考えると、世界標準(といいますかアメリカ)からローカル標準になっているのかなと感じることもありました。例えば、車の方向、ハンドルの位置。また、雑誌もアメリカ中心のものがほとんど。おかしのサイズもキングサイズでした。電車のdepositもアメリカであったような。。。定かではありませんのであしからず。

ただ、日本に比べてサービスが悪いなぁと感じることがあって、そういうところは逆に日本の標準レベルが高いせいなのでしょうね。エレベータがぜんぜんこなかったり、タクシーの運転手が普通に乗車拒否をしたり、平気で道を間違ったりと、日本では考えられませんでした。日本ではタクシーにのったら、目的地まではちゃんとたどりつけるけれど、韓国では最後まで大丈夫かな?と心配しながらいて、結局間違ってました、みたいなこともありました。日本のサービスレベルの高さをうかがえました。

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